肺炎球菌が引き起こす感染症は予防接種で防ぎましょう! | ママ必見!妊娠・出産準備・産後の悩み相談室282898

肺炎球菌が引き起こす感染症は予防接種で防ぎましょう!

近年赤ちゃんの定期接種とされているワクチンが増えてきて、パニックになっているママも多いのではないでしょうか?

今回は、ワクチンの中でも比較的早い月齢から接種できる「肺炎球菌」についてお話したいと思います。

肺炎球菌が引き起こす主な感染症

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肺炎球菌は、ほとんどの子供の鼻やのどにいる身近な菌です。

普段は悪さしませんが、抵抗力が弱っている時や体力が落ちている時にさまざまな器官などへ入り込んで感染症を引き起こします。

肺炎球菌が引き起こす主な感染症は以下の通りです。

・細菌性髄膜炎

脳や脊髄を覆う髄膜に菌が入って炎症を起こす病気。

昔は国内で毎年200人程度の子供が肺炎球菌による細菌性髄膜炎にかかっていました。

そのうちの3分の1が亡くなったり、重い障害を残していました。

・菌血症

血液の中に菌が入り込み、放っておくと菌が臓器にうつる病気です。

髄膜炎や重症の病気を引き起こす恐れがあります。

・肺炎

乳幼児や高齢者など、あまり体力がない年代に多く見られます。

重症化しやすく、命に関わることもあります。

・中耳炎

風邪などで抵抗力が落ちている時などに耳の奥で感染を起こし、炎症を起こす病気です。

肺炎球菌が原因の中耳炎は繰り返すことが多く、また治りにくいです。

この他に、副鼻腔炎や骨髄炎、関節炎などもあります。

生後2か月になったらできるだけ早く予防接種を

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しかしこれらの病気は生後2か月から接種できる予防接種によって予防できます!

日本より少し早く定期接種としてきたアメリカでは、肺炎球菌による重い感染症が98%減ったそうです。

この数字を見ても、効果は歴然ですね。

肺炎球菌による髄膜炎は、約半数が0歳代でかかっているのが現実です。

それ以降は年齢と共に減少していますが、5歳くらいまではかかることがあります。

ですから、接種可能となる生後2か月になったらできるだけ早く接種するようにしましょう。

副反応の発生頻度は他のワクチンと同じ程度

予防接種で気になるのが副反応ですね。

副反応の発生頻度は肺炎球菌のワクチンも他のワクチンと同じ程度です。

症状も、発熱や発疹、注射部位の腫れや赤みなど、他のワクチンと同じような症状が報告されているそうです。

ワクチンで重い感染症を予防できる訳です。

是非、接種スケジュールを決めて早めに接種するようにしましょう!



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