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子供の扁桃腺肥大の切除手術のメリットとデメリット
子供の扁桃腺肥大の切除手術のメリットとデメリット
いびきをかいて寝るお子さん。
風邪をひくといつも喉が真っ赤になって、なかなか熱が下がらないお子さん。
もしかしたら、それは扁桃腺が大きいことが原因かもしれません。
扁桃腺は喉の奥の両側にあり、口を大きく開ければ確認することができます。
腫れると高熱が出やすいので「こんなものいらない!」と思う方もいるかもしれませんが、感染症と戦う時に助っ人のような役割を果たしています。
子供の扁桃腺肥大は切除した方が良いか?
大人でしたら扁桃腺を切除しても何ら影響が無いので、年に何度も高熱を出して仕事を休まなければならないのでしたら切除しても構わないと思います。
実際、私は扁桃腺肥大でした。
年に4~5回39度近い高熱を出したり、扁桃腺に膿をもったり…と、扁桃腺にはうんざりしていたので切除しました。
しかしお子さんの場合、すぐに切除した方が良いか?というと、そうでもありません。
年齢と共に縮小していくこともありますし、小さい頃は扁桃腺を切除することによって免疫力を下げてしまうデメリットがあるからです。
ちなみに7~8歳くらいまでに最大の大きさとなり、15歳くらいまでに免疫機能が完成されるそうです。
その後、扁桃腺は小さくなっていくと言われています。
切除手術は昔ほど頻繁には行われていない
昔は割と頻繁に切除手術が行われていたようですが、現在は昔ほど頻繁には行われていないそうです。
切除が必要となる症状として…
・睡眠時無呼吸症候群が見られる場合
・風邪等による炎症で腫れすぎてしまい、呼吸困難が起こっている場合
切除手術は全身麻酔で行われます。
難しい手術ではなく比較的簡単な手術だと言われていますが、全身麻酔となると少し抵抗を感じるママも多いかと思います。
術後の痛みや嚥下痛、違和感等は1週間程度続きますが、年齢が低いほど回復が早いそうです。
出血は術中の処置によりほとんどありませんが、術後10日後くらいまでは術跡からの出血に気をつけた食事や生活を心がける必要があります。
30歳を超えてから切除した私は、やはり術後の回復に少し時間がかかりました(笑)
「もう少し若いうちに手術しておけばよかったな」と思いました。
しかし、小さなお子さんには全身麻酔のリスクもあるので、20歳前後で手術するのが良いのかな?と感じました。
もしお子さんの扁桃腺肥大により手術を考えている場合は、かかりつけの小児科はもちろん、耳鼻科等の専門医とよく相談して決断された方が良いかと思います。
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