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育児疲れとパパとの関係と赤ちゃん帰り
第一次反抗期の『みてみて攻撃』について、前回お話させて頂きました。
しかし難しいこの時期、苦労の元はそれだけではありませんよね。
今回は、『赤ちゃん帰り』『ご主人との関係』『他のお子さんとの比較』について書かせて頂きます。
~赤ちゃんに戻りたいな~
この幼少期の時期は自我が芽生え、一人の人間として自立し始めます。
その一方で、「 あの頃は良かったなぁ」と、昔を思い出すことがあります。
これが『赤ちゃん帰り』です。
特に、強く見られるのは自分の下にお子さんが生まれた時ですね。
これは分かりやすく現れてくると思います。
上手に一人で食事が出来ていたのに、突然手で食べ始めたり、ボロボロとこぼしたり…。
よだれの量が増えたり、よだれかけをかけたいと言い出したり…。
お散歩してても、抱っこをよくせがむようになったり等、ケースは様々です。
お母さんとしては「どうしたんだろう?」と不安になりますよね。
子育ての仕方をどこかで間違えてしまったかな?と思うこともあると思います。
しかし、こんな仕草をする時は『甘えさせて欲しい』という子どもからのメッセージなのです。
何も出来なくても無償で愛してもらえたあの時に戻りたいなという欲求です。
私たちにもありますよね?「昔は良かったなぁ」なんて懐かしむことが。
この『赤ちゃん帰り』をやめさせようとすればするほど、お子さんは反発します。
欲求を抑え込もうとすると、行動はエスカレートしてしまいます。
子どもは子どもなりに、幼い心でたくさんの状況を理解しようと葛藤しているのだと思います。
そんな中でこぼれた心の叫びなのだと、分かってあげてほしいのです。
『赤ちゃん帰り』を許してしまったら、この先の成長に影響が出るのではないか?と考えるママもいらっしゃると思います。
私も、そんな考えが頭をかすめました。
しかし、 そんな事はありません。
それは何より子どもがよく分かっています。
よだれかけをかけたい…やらせてあげて下さい。
手で食べたい…満足するまでしたら、またスプーンで上手に食べてくれます。
歩きたくない…そんなこともあります。
たまにはたくさん抱っこしてあげましょう。
ほんの少し赤ちゃんにさせてあげるだけで、子どもの心はとても満たされます。
そして、いつの間にか『赤ちゃん帰り』が終わっているのです。
~パパさん…一緒に頑張りましょう~
大変な子育ての中で唯一の味方・理解者と感じられるのがパパです。
そんな期待をたくさん胸に秘め、パパの帰りを待つママさんも多いことでしょう。
今やイクメンと言われパパも子育てに積極的に関わる風潮になってきています。
しかし、なかなか期待に応えてくれない…と、悩むママもいらっしゃると思います。
確かに仕事で疲れていたり、仕事上の付き合いがあることも理解出来ます。
子どもが生まれるまではそれで良かったのです。
しかしいざ育児が始まると、仕事を頑張るパパに対しても怒りを感じるようになってきますよね。
しかも、育児に協力してくれない訳ではなくても、不満は膨らんできたりします。
「ママは…何をそんなにイライラしてるんだよ! 出来ることはしてるだろ?仕事もあるんだからさ…」
なぁんて言われた日には…「何をぉ!」と怒ってしまいますよね。
それくらいママは日々ストレスを感じているんだということを、理解してほしいですよね。
甘えたりワガママ言ったり、全身でぶつかってくる子どもを一日相手にしていたら、自分だって甘えたくなります。
優しくしてほしいと思います。
知らず知らずのうちに、我慢ばかりしていませんか?
自分がたくさん我慢しているのだからと、自然と子どもにも我慢を必要以上に要求してはいませんか?
これって、すごく負の連鎖ですよね。
でも、ママがほしいものは本当に些細な事だったりします。
時には、パパに子どもを見ててもらって、一人の時間が欲しい。
1時間だって気持ちは楽になりますよね。
何より欲しいものは、『言葉』ではありませんか?私はそうでした。
「がんばってるよね」「毎日ありがとう大変だよね」ただこれだけの言葉をかけてもらえるだけで、一日の 終わり方が全然違いました。
パパに正直に心の内を打ち明けるのも、大切です。
男性は言われなければ分からない生き物のようです(笑)
それが、出来ない方もいますよね。
そこで一番怖いのは何かに依存してしまうことです。
お酒が悪い例です。
ほどほどに口にするのはお勧めですが、気分転換程度に抑えましょう。
すっきりすることは自分の心にとってとても大切なことですから。
そして、一日一回は子どもを『ぎゅっ』と抱きしめてあげて下さい。
抱っこは心の 安定剤です。
~うちの子…大丈夫かなぁ?…~
「今の時期ならこれくらい出来ないとだめなのか…」 なんて考えたことありませんか?
育児書や、幼児教室などで他の子どもを見たり、一般的な事例に目を通す事で、『この年齢ではこのような成長をしている』という事に囚われがちになります。
言葉を話せる時期にまだ話せない。
「あの子は歩いてるのに、うちの子はまだつかまり立ち…。」
それがわずか1か月・2か月の事でも焦ってしまいますよね。
「うちの子はうちの子、比較する必要なんてないない!」と思ってはいても、ついつい比較してしまいます。
そして、どうしてもネガティブな部分が大きく見えてしまいがちですよね。
そこは、発想を逆転させましょう!。
「うちの子落ち着きないな」ではなく「いろんな事に興味を持っているんだな」、「まだ歩けないなぁ」ではなく「ハイハイは足腰の強い子になるからたくさんしてから歩こうね」等、子どもの良いところを伸ばしてあげられるような発想を持ちましょう。
それだけで、ママの焦りが少し薄れると思います。
みんながみんな同じに成長したら、ロボットです。
子どもは個々に違います。
それは 素敵な個性です。
その個性を引きのばしてあげられるように考えてあげましょう。
そうしたら、他の子と比べる必要なんて…ありませんよね。
~さいごに~
育児は楽しくて幸せで、でも、それだけじゃないです。
辛いこと悲しいことたくさんありますよね。
ママの気持ちは、どうしても後回しにされがちですし、自分で押し込んでしまっています。
でも、何度も言うようですがママだって人間です。
限界があります。
その限界が、悲しい結果を引き起こさないように、少しでも力になれたら幸いです。
「1日1回ギュータイム」 嬉しくて楽しい育児ライフを過ごしていきましょう!
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