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泣いてばかりの子ども…何がが悪いの? ママ?こども?育て方?
どんなに抱っこしても、どんなにミルクを上げてもオムツも替えても部屋の温度を適温にしてもずっと泣いてばかりの我が子・・・。
なのに同じ時期に生まれたママ友の子どもは、全然泣かずにいつもニコニコ。
いったい私の子育ての何がいけないの??そんなお母さん、いませんか?いつも泣いてばかりの子は一体誰が悪いのか?子ども?ママ?それとも育て方? 答えは全てNO、誰も悪くありません。
その理由を、まだまだ研究が進む発達心理学の分野から考えてみます。
<後天的か先天的か>
子どもは、個性のない真っ白な状態で生まれてくるのか? それともある程度の個性を持って生まれてくるのか? まずはそこから考えてみます。
過去に様々な研究者が、この問題に挑み多くの考え方がありましたが、現在最も一般的とされている考え方は、後者の「子どもは生まれ流れに個性がある」というものです。
前者のような後天的な影響で個性が決まるという考え方は、軍国主義や戦争主義のもと理想的で完璧な民教育が可能である、という偏った考え方にも発展しうるということからも、一般的ではなくなったようです。
<子どもの気質>
子どもが生まれながらにもった個性を専門的には「気質」と言います。
兄弟でほとんど同じ育て方をしても、「過去にこだわらない社交的な子」、「のんびりして静かな子」、「内向的で悲観的な子」、「いたずら好きで行動的な子」などいろいろな性格の子どもが育つのは、この気質が由来していると考えられています。
<母と子だけ?>
ではこれまで、見てきたように子どもの気質だけで、よく泣く子といつもニコニコしている子が分かれるのか?と言われればそうではありません。
よく泣く子に、静かにさせることのできる母親がいたとすれば、よく泣く子だったとしてもそうはなりません。
よく泣く子を、ママが静かにさせられなかったとしても、適切な対応を助言したりフォローしたりできる母親の母親(祖母)や、専門医がいればそうはなりません。
また、ニコニコしている子だったとしても、うまく対応できる母親がいなければニコニコしない子になります。
子どもにうまく対応できるママだったとしても、パパのサポートが十分に受けられないという心理的・金銭的余裕のなさから本来の対応力が引き出せずにいると、ニコニコしない子どもになります。
つまり、母子の関係性にだけ注目されがちな子育てですが『子どもの気質、パパママの能力、親子の関係、子と祖父母の関係性、祖父母と両親との関係、地域のサポート力』など多くの影響を受けているのが子育てです。
「うちの子泣いてばかりで・・・」と頭を抱えるママは、一人で抱え込まずに誰かに助けを求めましょう。
泣いてばかりの子どもや孫がいるパパやおじいちゃん・おばあちゃんは、何かサポートを始めてみるのも良いかもしれませんね。
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