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心に不安をかかえているが故に「一見していい子ども」になっていることもある

心に不安をかかえているが故に「一見していい子ども」になっていることもある

一見して「いい子ども」は心に問題を抱えていることが多い

一見すると良い人、いい子は、小さいころから親に、愛情を与えてもらっていないことがあります。

そして、恐怖にさらされていると、自分の意見をいったりすることが出来ません

いつか、捨てられるのではないかと心配なのです。

自分の意思を言って叱られたら、さらに嫌われるからです。欲しいものがあってもたえ忍びます。

その欲しいものを友達が持っていると、その子が妬ましくなります。

自分は決して、買ってもらえないからです。買ってもらえないと思うと、その子が許せなくなるのです。

そうすると、その妬ましい子どもに向けて、自分の腹立たしい気持ちを発散していくのです。

そうして「つねる」行為をしていきます。

また、妬ましい子どもに肉体的な痛みを与えることで、おもしろくない気分を落ち着かせるのです。

つねる子どもは、心の中にたいへん問題を抱えています。そのような子どもは、常に他人を意識しています。

憎しみが強くなると、相手に対するいやらしさも、「直接的」になっていきます

相手をつねったりして、直接的にこっそりと、痛めつけることで、鋭くて荒々しい心を、落ち着かせようとするのです。

それを頭に置くと、つねるという行ないは、「噛みつく」よりも、もの凄く恐ろしい行いなのです。

噛みつく方が、まちがいなく傷跡は深いです。体も負傷します。周りの人も気が付くので、謝らなければいけません。

しかし、一番陰湿で冷酷なのは、「つねる」ことです。

痛みに気が付いたときには、誰からされたのか分からないからです。気が付いた時には、手遅れなのです。

このような子どもは大概、大人からみて可愛いと思えません。しかし、そうしないといい子になれなかったのです。

一見いい子どもは誰かを傷つけることで心を落ち着かせようとしていた

その点を周囲の人が、子どもの気持ちを汲みとってあげるようにしてください。

このような子が、中学生くらいの場合は、膝の上で耳掃除してあげて下さい。

必ずや子どもは、自分の見苦しいところを見られたことで、心配になります。

ですが、耳や膝に触れてくる親の行動に、冴えなかった心が晴れてきます



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