子どもが親にあれこれ聞かれたくないと感じるのは成長のひとつ、親は黙って見守り続ける
成長とともに子どもは親にあれこれ聞かれることを好まなくなる
中学生くらいになると、体も大きくなって子どもの姿が大人びてくるものです。
この時期にさしかかると、親に一つ残らず問われることに子どもは「嫌悪感」を感じるようになっていきます。
そして、親を「うっとおしい」とか「いやらしい」という風に見るようになっていくのです。
しかし、母親は「子どもは永久に子どもである」といつも思っているのです。
そうは言っても、子どもは少しずつ大人への階段を昇っているのです。
だから、近くで詮索してくる母親を疎ましく感じるようになるのです。
そして母親から遠ざかりたい願望を抱くようになるのです。
この年頃の子どもは自分の世界を持ち始めるようになります。
ですから、親は口出しをせずに無言で子どもを見守るようにすることが大事なことです。
また、子どもが親に「あんた」というときがあります。
それは「なぜ母親なのに恫喝するんだ。いつもとんでもないこと言うんだから」といった気持ちが子どもの中にあるからです。
親はどんな時も「子どもを受け入れること」を忘れないでください。
決して成り行きまかせにする必要はないのです。
現実の子どもを受け入れてあげましょう。
子どもを知るには言葉だけではなくその表情も見る
また大事なことは、子どもの顔の表情に注目することです。
特に目は心を表します。
そして、食事や睡眠時間なども気を付けて見て下さい。
心が乱れると生活全般に乱れがでてくることが多いのです。
「言葉だけを聞いて」親は子どもを判断しています。
しかし、本当は言葉ではなく、正確な子どもの現状を知ることがとても大切なことなのです。
子どもの反抗は、心の叫び
中学生時代に親に反抗してくる子どもは
「お母さんは言うことが毎回変わる。一体全体どっちなんだ」
と不満に思っています。
反抗しているように見えても心の中では悲鳴をあげているのです。
このような言葉が出たときには、親にも原因があるのだと今一度考えてみる必要があるでしょう。
親から愛情を注いでもらった子どもは、愉快な気分で過ごすことが出来ます。
しかし、親から愛情を全く注がれなかった子どもは、やがて人間関係で苦しんで不愉快な気持ちで過ごすことになってしまうのです。
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