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親が子どもを「責める」という行為は、子どもから安らぎを奪ってしまっている

親が子どもを「責める」という行為は、子どもから安らぎを奪ってしまっている

何でかんでも聞き出すことが子どもにとって良いこととは限らない

学校から帰ってきたときに「どうだった?」などとあーでもないこーでもないと母親が聞くことがあります。

しかし、何でも聞いてくる親に子どもは煩わしさを感じるようになることがあります。

それとは別に、何も聞かずに「好きなおやつ」をそっとテーブルに出してくれたときは、

「家ってほっとするなー」

とか

「やっぱり僕のお母さんは分かってる」と思ったりします。

このようなさりげない心遣いは子どもを穏やかな気持ちにさせてくれるのです。

親が子どもを責めてしまうと、子どもは自分に自信を持てなくなる

子どもは楽しいことやうれしいことがあったときは、母親があえて聞かなくても自分から話してくるものです。

しかし、イヤなことや辛いことがあったときは「どうだった?」と聞かれるのはたいへんきついことなのです。

そんな時に子どもが「学校でいじわるされて怖かった」といったとします。

すると「どうだった?」と聞くような親はひどく動揺を引き起こすのです。

そしてきつい親の場合、子どもが怖がっているのに知らないふりをします。

「あんたが悪いんでしょ。あんたが生意気だからやられるのよ」といったりします。

恐怖を取り去ろうとするのではなく、子どもを責めてしまうのです。

つまり、いじわるしてきた子どもは悪くない。怖がってるあんたが全部悪いといっているのです。

これを言われた子どもはきついです。親は自分に味方してくれないのですから。

もっときつい親は「あんたももっと強くなりなさい」といったりします。

こういわれた子どもは強くない自分にますます劣等感を抱くようになってしまうのです。

まず親は子どもの気持ちを受け入れることから始めよう

このようにやたらと「責める親」に育てられると、子どもは本当の気持ちを表すことに恐怖を感じてしまうのです。

なぜなら正直にいうたびに責められるからです。

たとえ責められていなくとも「自分はまた他人から責められるのではないか」と常に不安を感じてしまい、安らげなくなってしまうのです。

子どもが怖がっているときは、責めたりせずにその気持ちに寄り添ってあげましょう

怖いものは怖くて当たり前なのです。



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