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【幼稚園・保育園での水遊び】楽しいまま終わらせるために注意すべきポイント
水遊びの危険ポイント
暑くなってくると、水遊びが楽しく、気持ちのいいものです。でも、実は水にも注意すべき危険ポイントがいっばいあるのです。
大規模な園なら園庭や屋上にプールを常設していることもありますし、みんなで市民プールに出かけたり、ビニールプールではしゃいだりと、夏の子どもたちにとって、水遊びは何よりも楽しみなものです。
夏の日、小さな子どもたちの歓声が響くと、「ああ、夏だなあ」という気持ちになるほどの風物詩ですね。
どうせならば最も暑い時間に水に入ることができたら、さらに気持ちいいのではないかと考えがちですが、最も気温が高くなる午後3時ごろは、実は水遊びは避けた方が無難な時間帯です。
というのも、水遊びの子どもたちは、水着やトレーニングウエア、あるいは水遊び用のおむつなどを着用すると思いますが、この時間の強い日差しに子どもの皮膚をさらすのは感心しません。
昔は日焼けコンテストがあったほど、黒い肌は健康の象徴のように言われていましたが、現在では、紫外線の浴びすぎは皮膚がんや肌の衰えのリスクにつながり、奨励されていません。
また、日射病や熱中症の危険もあります。
水遊び前には、子どもたちの健康状態をチェックすることも大事です。
風邪気味、熱があるなどのときは当然のようにお休み。入りたそうにしていても、「元気になってからね」と諭してあげてください。
皮膚に出来物ができている場合は、細菌感染症の可能性もあるので、できれば入らない方が無難でしょう。
感染症といえば、手足口病、ヘルパンギーナなどにも要注意。
本人が具合が悪いだけでなく、ほかの子どもに移る可能性がある場合は慎重になった方がいいことは言うまでもありません。
結膜炎などの眼病にも要注意です。
いずれも、登園には差し支えない程度ですから線引きは難しいのですが、「お互いさま」ということで、「こういうお子さんは水遊びできません」というガイドラインを作り、保護者の皆さんの理解を得ておくことも肝要です。
残念ながら、「うちの子は元気なのにプールに入れてもらえなかった。そんな差別をするならプール遊び自体なくして」と言い出す親御さんも存在する御時世ですので、
みんなで気持ちよく楽しく遊ぶためには、線を引くところはしっかりと引き、毅然とした態度をとることが重要です。
いろいろ整って、いざ、適切な時間帯に、適切な方法で水遊びという運びになるわけですが、あまりの楽しさに、長時間遊びたがるお子さんも多いことでしょう。
小さなお子さんの体力を考えても、せいぜい1時間程度におさえておきましょう。
手足をばちゃぱちゃやるだけならば問題ありませんが、水しぶきが何度も顔に当たったりしているうちに、乳幼児は水を知らずに飲みすぎていることもあります。
これは「水中毒」といわれていますが、血中ナトリウムが水で薄められるこのような病気の例も無視できません。
正しく遊んだ後は、休養も忘れずに。
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