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劣等感が強い親は子どもの素質を感じ取ることができないところか、可能性を潰すこともある
劣等感が強い親は他人の視点から子どもを見ている
自分が他人より劣っているという気持ちを抱いている親は、真の子どもの素質を感じ取ることはできません。
もちろん、子どもがどれくらい頑張っているか、そうした努力すらも理解できません。
不可解なことにクラスの誰もが、揃いも揃ってテストが百点の時に限られて、親子の間にデリケートな気持ちの食い違いが出てくるのです。
そうして、口からでてくる言葉が
「すごいじゃない」
ではなくなり
「みんな百点だったの。テストは簡単だったの?」
となってしまうのです。
親はひとり残らず、満点だったことが気に入らないのです。
しかしながら子どもはそういった親の気持ちに納得できません。
四六時中「百点を取りなさい」と言ってた親が、なぜ僕を褒めてくれないのか不満になります。
今や頑張るのをやめたと子どもが、やる気をなくすことは、こういった親の何気無い言葉が原因で引き起こされるかもしれないのです。
わかりやすく言うと、こういった言葉を利用する親は、年がら年じゅう他人と自分とを見比べたりして、生きているのです。
あの人のようになりたい。あの人には負けたくないと、つねづね目標が他人であり、ねらいを他人に定めているのです。
子どもの学力や才能が気になるのではなく、「わが子が、よその子よりどのくらい優れているか」に重点を置いているのです。
こうした親の価値感はいつも他人であり、周りにいる人でもあるのです。
子どもはいつだって自分を大切にしてほしい
テストの結果がよくなかったときは、子どもにやさしく声をかけてあげましょう。
「隠さずに持ってきてくれて、ありがとう」と励ましの言葉をかけてあげるのです。
そうやって、子どもは母親の言葉に満たされていきます。
よそはよそ、うちはうち、という風では不安だという親が最近増えています。
そういった子育てをすると、子どもはそのうち自分にとって都合のわるいことが起きると、他者を非難したり責任の逃れしたりする大人に成長していきます。
子どもは、どのような時も、今の自分を大切にしてくれる親を望んでいます。
最初から言い逃れたり、知らんぷりしたりしてる子どもなんていないのです。
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