【20代体験談】生後3週間目で娘が入院。パンパンに張ったおっぱいの対処法の思い出。
あなたが経験した授乳の体験談や内容のタイトルを書いてください。
生後3週間目で娘が入院。パンパンに張ったおっぱいの対処法の思い出。
授乳をしていた時の年齢を教えてください。
女性 29歳
あなたが経験した授乳の体験談や内容を詳しく書いてください。
出産後、3週間目を過ぎた頃、上の子どもが風邪を引いたのを始めに家族中が次々と高い熱を出して寝込んだことがありました。
自分の熱もようやっと治まってきたという頃、家族の中で一人元気にしていた生まれたばかりの娘が熱を出したので、小児科に連れて行きました。
母乳をあげている乳児は風邪を引きにくいと思っていたので、そんなこともあるのかな、と不思議に思いながら受診したのを覚えています。
診て頂くと、担当の小児科医からも、私が感じていたように、「母乳免疫がある乳児は、こんなに高熱を出すことはとても珍しいんですよ。心配ないと思うけれど念のため大きな病院で一度診てもらいましょう。」といわれすぐ大学病院に転院、即日入院になりました。
後々わかったことなのですが、髄膜炎などの恐ろしい病気の可能性があったようです。
小さな身体にあちこち処置の後がいっぱい、、、。
見ているだけで切なく、でも完全看護のため付き添いができず、母乳のためにも毎日絞って母乳パックを届ける毎日が続きました。
ベッドに寝かされ泣いている姿を見るだけで、おっぱいがキューンと張ってきて、帰りの車の中で、上着までびしょびしょに、、、。
搾乳器ではなく手絞りで、一日の大半を絞り続ける日々。
そんな日が一週間続いたある日、絞る仕草をするだけでおっぱいがかちかちになるのですが、肝心な出口から一向に母乳が出て来なくなり、乳房だけでなく脇から肩、首までも激痛!こんな経験は初めてだったので、出産をした助産院に駆け込み、助けを乞いました。
対応してくださったこの道50数年の助産師さん。
してくださった手当は、まず、温熱療法。
これは赤外線の器械で乳房全体を温め、それから揉みほぐす乳房マッサージ。
これが、かちかちのおっぱいを更に刺激して、声が出るくらいの激痛。
乳頭をまるで「つねる」ようなマッサージで出口を開くようにしてくださったのですが、乳房が張るいっぽうで、一滴も出ない状態に助産師さんも困っておられました。
仕方ないからと、今晩はこれを貼って寝るようにと、胸全体に山芋湿布というものを貼ってとりあえず帰宅することになりました。
乳房の熱をとってくれる湿布と説明を受けましたが、だんだん痛みが限界を迎え、どうすることもできなくなってしまいました。
今思えば、乳腺炎がとてもひどい状態になっていたと思います。
そこで、もう、我慢できない!と夫におっぱいを吸って!と、頼みました。
困惑する夫。
「とにかく赤ちゃんみたいに吸って!」と私。
赤ちゃんのように上手ではありませんでしたが、吸い始めて、3分ほど経った頃でしょうか、ぷちゅ、、、という音がして、何か詰まったものが取れた感覚がしたと同時に、夫が口からぺっと何かを吐き出しました。
黄色い固まった母乳で、それがとれたところから噴水のように母乳が溢れどんどん流れ出しました。
その先の乳房の痛みがぐんぐんよくなっていくので、もっともっとと言って吸ってもらい、左右ほぼ全部の乳管が開通したと思います。
おかしな景色を上の子どもたちが不思議そうに眺めている様子を今でもはっきり覚えています。
そんなわけで、娘の入院中のおっぱいの管理は、夫との共同作業で、乳腺炎を免れなんとか過ごすことができました。
懐かしい思い出です。
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