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女の子が「おまた」を痒がるのは外陰炎や膣炎かもしれない
女の子が「おまた」を痒がるのは外陰炎や膣炎かもしれない
「うちの子、最近やけにおまたを触ってるんだけど…」
「おまたがかゆいみたいでモゾモゾしてるのよね~」
なんて話を聞いたことがあります。
ママなら同性なので「あぁーわかる、わかる!」と娘さんの症状を理解してあげられるかもしれませんね(笑)
「外陰炎」や「膣炎」の症状
女の子の膣や外陰部には自浄作用が働いています。
しかし小さな子供は自浄作用が不十分なため、雑菌が繁殖してしまうことがあります。
女の子の外陰部や膣に炎症が起こることを、「外陰炎」や「膣炎」と呼びます。
症状として、
・外陰部が赤く腫れて痛み、モジモジしたり、おまたを気にする
・かゆがったり、おしっこの時にしみて痛がる・・・等
原因は、外陰部や膣に細菌(ブドウ球菌や大腸菌など)が付着して感染が起こります。
また、アルカリ性の膣は刺激に弱いため炎症を起こしやすくなっています。
赤ちゃんですと、オムツが雑菌のパラダイスになってしまいます(笑)
こまめなオムツ交換と、清潔を心がけましょう。
石鹸で洗うと自浄作用が機能しない
外陰部が腫れているくらいなら、お風呂の時にお湯で洗う程度で良いでしょう。
ここで気をつけなければならないことが1つ!
石鹸でゴシゴシ洗うと炎症をひどくしてしまうので、絶対にやめましょう。
パパにもよく教えておいてあげましょうね!
大人の女性でも勘違いされている方が多いですが、膣や外陰部は石鹸で洗うと自浄作用がうまく機能しなくなってしまいます。
気をつけましょうね。
外陰炎や膣炎を予防のためにも、おしりは前から後ろに拭く
炎症が進むと、黄色いおりものや血が混じったおりものが出てきます。
おりものが出たり、かゆみがあるときは、かかりつけの小児科を受診しましょう。
抗菌薬入りやステロイドの軟膏を塗布して、炎症やかゆみを抑える治療をします。
炎症がひどい時には、併せて抗生物質の飲み薬も処方されることがあります。
外陰炎や膣炎を予防するためにも、おしりは前から後ろに拭くことを心がけましょう。
後ろから前に拭くとうんちが外陰部や膣に入って細菌感染を起こしやすいのです。
一人でトイレに行ける子にも教えてあげましょうね。
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