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【子どもの学び】動物を正しく飼育するための心得
動物を飼育することで、子どもは様々なことを学びます
園にウサギ小屋などあったら、きっと園児たちの人気者でしょう。えさを食べるかわいい様子を見たり、なでてかわいがったりすれば、情操教育にも役立ちます。
さらに、「親しき仲にも礼儀あり」は動物にも通じることだと学ぶ教材でもあります。
動物、特に小動物の飼育は楽しく、かつ勉強になるものです。
園でも、カブトムシやカイコを幼虫から育てたり、鳥や金魚を飼ったり、ウサギの世話をしたり、さまざまな工夫で「みんなのペット」を導入しているところは多いのではないかと思います。
どの生き物も、それぞれ違った個性とかわいらしさがあります。
動物は子どもにとっては最高によくできたおもちゃという面もありますが、動かなくなったらおもちゃなら、電池の入れかえや故障修理で片がつくし、最悪「一旦捨てて」「買い替える」ことも可能です。
しかし動物は、「生き物」というくらいですから、どんなに小さくても命が宿っています。一度死んでしまったら二度と同じものは手に入りません。
例えば猫や犬の中には、体を洗ってやろうとすると、ばたばた暴れたり、あわまみれのまま脱走したりする子もいます。時には主人に危害を加えることすらあります。
そこには必ず感情があるという何よりの証拠でしょう。さらに、同じ動物を複数回飼ったり、同時に何匹も飼ったりすると、個体によっても違うということもわかります。
犬や猫は、まだ感情が読める方かもしれませんが、それとて人間が自分に都合よく解釈している可能性があります。
もっと小さな動物ともなると、そういった感情や、個体の差などもないがしろにしがちではないでしょうか。本来は、命があるものには必ず個性と感情があるのだと心得てペットを飼うべきなのです。
一例を挙げれば、俗に「寂しいと死んでしまう」と言われるウサギですが、実際のところは、むしろ構い過ぎによるストレスの方が懸念されるほどです。
そうした感情面だけでなく、あくまでも人間とは違う生き物としての動物について考えてみましょう。
どんなにかわいくても、動物から最近、ウイルスのたぐいが移ることはよくありますから、食器の共有などはもってのほかです。
鳥類に口移しでえさを与えるのもNGです。抱っこする、時には一緒の布団で寝るなど、何気なくやっていることの中にも、危険因子はたくさんあります。
かわいくて、かまいたくて仕方がないという子どもの気持ちは理解できますが、引くべき一線はしっかり守らせ、触った後は必ず手を洗うように促しましょう。
動物が健やかに育つために、清潔な環境を与えてやることも大切です。かわいい姿を見る、柔らかい毛を撫でるといった「いいところどり」ではなく、子ども自身にきちんと世話をさせましょう。
ただ、例えばウサギや鳥小屋の掃除の場合、糞や毛を吸い込んでしまい心配もありますから、必ずマスクをつけさせてください。
おもちゃで遊ぶときは、それこそお気に入りならば、壊れるまでさわりまくり、遊びまくるのがごく当たり前ですが、
お気に入りのお友達にベタベタとさわり、干渉しまくったら、嫌がられ、「○○ちゃん嫌い」と拒絶される可能性もあります。
「自分がされて嫌なことは、人にはしないように」という基本は、動物にもあてはまるのではないでしょうか。
また、かわいい動物から与えられるものが「かわいさ」だけとは限らず、細菌感染によるけがや病気の元になる可能性がある現実からも目をそらしてはいけません。
小さな子どもが理詰めですべてを理解するのは不可能でしょうが、せっかく動物を飼育するのならば、少しずつ大切なことを学んでいくべきです。
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