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かぶれや中毒のおそれも!触れないほうがいい植物
かぶれる原因を持っている、または中毒のおそれがある植物
屋外活動で植物に触れることは楽しく、かわいい花を摘んだり、小さな木の実を拾ったりしたくなるかもしれませんが、思わぬところに肌かぶれの原因物があるものです。
特に肌の弱いお子さんの場合、あれもだめ、これもだめになってしまいかねませんので、せめて代表的な「かぶれる原因を持っている植物」「中毒のおそれがある植物」の2つはざっと覚えておきましょう。
まず、その辺に生えているようなものではありませんが、バラやサボテンのトゲには触れないようにしましょう。
ただし、植物園を見学しているときなどに見かけたら、かぶれに関係なく、どのお子さんに対しても、
「こういうところに展示してあるものはみんなのものだから、さわってはダメです」というスタンスで注意した方がわかりやすく、手っ取り早いかもしれません。
また、かぶれる代表といえばウルシ、それからハゼノキ(やや細長い葉)です。特にウルシはかぶれやすい人の場合、近くに寄っただけでかぶれてしまうといいます。
これも野生で生っているものではありませんが、キダチアロエのゼリー状になっている部分には、刺激物が含まれているといいます。
園では無関係でも、一般の御家庭で栽培しているのは珍しくないので、注意喚起が必要です。
場所によっては自生しているサクラソウ。愛らしい花ですが、かぶれの原因になります。
また、秋になったらイチョウにもご用心。その辺の街路樹では、ギンナンのなるメスの木はあまりありませんが、逆に、そういう点での物珍しさから拾ってしまう子どももいるかもしれません。
「ギンナンは子どもには毒(刺激、アクが強い)」だと年配者が言うことがありますが、刺激が強いのは本当です。葉のほうにもも接触性皮膚炎の原因になる物質が含まれています。
中毒のおそれがあるもので有名なのは、スズランではないでしょうか。いかにも可憐な姿形ですが、切り花から水に毒が溶け出す可能性があります。
園内での栽培や切り花としてのチョイスはふさわしくありません。
また、朝顔の種は腹痛や下痢の原因になりますから、種の扱いには注意してください。
黄色い花が美しい水仙は、根が山菜の一種「ノビル」や「ニラの根」、「ラッキョウ」のような形をしていますが、あやまって食べると吐き気を催してしまいます。
ほかにも、名前だけ羅列させていただければ、ヨウシュヤマゴボウ、アセビ、アオウメ(生)、タケニグサ、シキミなど。いずれも口にすることがなければ害はありませんが、念のため。
あまりおなじみでない植物の場合は、図鑑などで調べておくといいでしょう。あるいはポケット図鑑のようなものがあれば、散歩などの携帯にも便利です。
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