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赤ちゃんの口の中に白いミルクのカスのような物があったら 『口腔カンジダ症』
赤ちゃんの口の中に白いミルクのカスのような物があったら 『口腔カンジダ症』
赤ちゃんがミルクやおっぱいを飲む時に、ちょっと口の中をチェックしてみて下さい。
もしミルクのカスのようなものが付いていて、なかなか取れないようだったら「口腔カンジダ症」という口腔内の病気かもしれません。
口腔カンジダ症とは?
口腔カンジダ症は別名「鵞口瘡(がこうそう)」ともいいます。
赤ちゃんの抵抗力が弱っているような時に発症します。
カンジダという名前、一度は耳にしたことがあるママが多いのではないでしょうか?
婦人科系の代表的な病気である、あのカンジダ膣炎と同じ菌です。
赤ちゃんの口の中にカンジダ菌という真菌(カビ)が増殖し、舌の表面、ほっぺの内側、歯ぐきや口の周りに白いミルクのカス状のものがブツブツ出てきたり、まだらに出てきたりします。
こすったりしても取れないのが特徴です。
痛みやかゆみはありません。
まれに痛みを感じて食欲が落ちることがあったり、赤ちゃんの機嫌が悪くなったりする事があります。
感染の主な原因として考えられるのは
・ママが妊娠中に保菌していて、分娩時に産道を通る際に感染
・ママの乳首が不衛生だった場合
・消毒が不十分だった哺乳瓶の乳首やおしゃぶり、おもちゃからの感染
等があります。
生後1週間くらいから症状が出ることもあります。
赤ちゃんが元気にしているのならそのまま放っておいて大丈夫です。
もし白いミルクのカスのような物がどんどん広がっていくようであれば、受診が必要です。
赤ちゃんはとてもデリケートなので、キレイにしようと無理に拭いたりしないようにしましょう。
治療の方法は、抗真菌薬を綿棒等で患部に塗布します。
2週間程度で治りますが、再発しやすいので気をつけなければなりません。
口腔カンジダ症の予防策
・清潔なガーゼ等で赤ちゃんの口の周りを清潔に保つこと
・哺乳瓶や乳首は消毒する
・おもちゃやおしゃぶりを清潔にしておく
・母乳の場合、ママの乳首を清潔にしておく
・赤ちゃんの手を清潔にしておく
このような対策をとれば、口腔カンジダ症にはなりにくいと思います。
赤ちゃんのためにも、赤ちゃんが使う物や口に入れる物はしっかりと消毒して清潔を心がけましょうね。
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