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胎児の袋が小さいと流産になることもある
胎児の袋が小さいと流産になることもある
妊婦健診で膣からの超音波検査をしている時に、「ちょっと胎児の袋が小さいね」と言われた。
そのあと診察室で先生から「流産の可能性がある」と言われてしまった。
頭が真っ白だ・・・。どうしよう。
胎児の袋が小さいとは
胎児の袋とは子宮の中の受精卵の大きさです。
排卵から5~10日目に子宮に着床した受精卵です。
妊娠5週位で5mm、妊娠10週で5cmくらいが標準値です。
10週位になると赤ちゃんの心拍や手足が見えてくるので大きさを気にする事はあまりありません。
ですが、それ以前心拍があるかどうかわからないうちはこの胎児の袋の成長の程度で順調に成長できているかを測ります。
胎児の袋の大きさに影響を与えている事
胎児の袋が小さい時に考えられることは
・最終月経や排卵日がずれている
・喫煙や過労などで胎児の成長が出来ていない
・途中で胎児の成長が止まってしまった
ほとんどの場合、「最終月経や排卵日がずれている」ことが多いのですが、その他の時には流産の危険が大きいです。
胎児の袋が小さいと言われた時は
喫煙の習慣があるときには速やかに止めましょう。また、禁煙補助剤の使用は妊娠中すすめられません。
自宅で安静にして過ごしましょう。
横になっている必要はありませんが、上の子がいたり重いものを持つような時は誰か手伝ってくれる人がいると良いのですが・・・。
胎児の袋が小さいままの時は
妊娠週数が6週未満の時は1~2週間後にもう一度検査をします。
1~2週後に胎児の袋が大きくなっていない時は流産です。
だいたいは順調に育つ事が多いのですが、流産してしまった時は自然に胎児の袋が出てくるまで待つ場合と手術する場合があります。
手術といっても外来または日帰り、一泊の入院で帰れる簡単な手術ですが流産をした時に辛いのは「心」です。
流産の辛さは本人しかわかりません。
大好きなパートナーの人は性別が違うんです。
わかろうとしてくれるかもしれませんが・・・。時間が過ぎることを待ちましょう。
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