授乳期のお母さんの食事が母乳・赤ちゃんへ影響する
赤ちゃんが生まれてすぐ、赤ちゃんの栄養になるのがほかでもないお母さんのおっぱい。
母乳は「白い血液」とも呼ばれています。
血液は当然食べたものや環境で質が変わってきます、つまりお母さんの食事の内容や生活習慣が母乳の質に影響するということなのです。
今回は授乳期の食事と母乳、赤ちゃんへの影響についてお話しします。
特に絶対食べてはいけないというものはないのですが、気をつけてほしい食品とその理由を述べていきたいと思います。
まず、母乳の質をよくすることで赤ちゃんの体型に変化があるのです。
脂っぽいものや甘いものをたくさんとっていると、赤ちゃんにもそのまま吸収され、赤ちゃんが太りやすくなったり、
小児肥満の危険性があるといわれています。
1日3食、野菜たっぷりのバランスのよい食事を心がけることで、質のよい母乳を作ることができ、標準体型に近い赤ちゃんになれると言われています。
また、アレルギー体質にもなりにくいといわれています。
逆に、偏った食事、加工品の過剰摂取、飲酒、喫煙は赤ちゃんのアレルギー体質に大きく関わっているといわれています。
赤ちゃんがアレルギーになってしまうとお母さんも大変ですが、赤ちゃん本人が一番大変なのです。
間違ってアレルギー源を食べてしまうと、苦しくなったりかゆくなったり、最悪の場合死にいたることもあります。
アレルギーは成長するにしたがって軽くなっていくことが多いですが、個人差があります。
一生重いアレルギーと付き合っていかなくてはならなくなる可能性もあります。
大事な赤ちゃんのために気をつけていきましょう。
一般的に脂溶性成分(あぶらに溶けるもの、あぶらでできているもの)は母乳に影響しやすいといわれています。
なので、刺激性の強い成分や、香りが強い食品、アルコール、たばこなどは、妊娠していないときの習慣はともかく、授乳期間は絶対に禁止する必要があります。
たとえば、にんにくや玉ねぎなどの香りの強い食品は母乳に独特の味をつけます。
わさび、トウガラシ、カレー粉などの刺激物も同じです。
独特の味や香りがついた母乳を赤ちゃんは嫌がる傾向にあります。
お母さんの食生活は少なからず赤ちゃんの食生活に影響します。
お母さんの嗜好は、母乳の質の変化によって赤ちゃんに影響を与えることになります。
授乳は味の好みなど赤ちゃんの味覚形成に影響しているという報告もあります。
赤ちゃんへの影響を自覚し、食習慣、生活習慣には注意する必要があります。
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