妊娠中に氷をバリバリ食べる「氷食症」になる妊婦さんの原因
妊娠中に氷をバリバリ食べる「氷食症」になる妊婦さんの原因
妊娠すると鉄分不足などで一時的に氷食症になることがあります。
私がこの氷食症を初めて知ったのは3人目の妊娠で、鉄欠乏性貧血と診断されたときのことです。
妊婦検診の血液検査で鉄欠乏性貧血とわかり産婦人科で鉄剤を処方されました。
薬剤師さんになるべく鉄分の多いものを食べると良いと聞き、家に帰ってから鉄欠乏性貧血について詳しく調べてみました。
すると鉄分不足で氷食症になるという話を見つけ、とてもビックリしました。
氷食症と言うのは無性に氷が食べたくなりバリバリと一日にたくさんの氷を食べてしまう病気です。
その頃の私は飲み物に必ず氷をたくさん入れて飲み、あっという間に飲み干した後、氷をバリバリ全部食べていました。
夏だったせいもあり1日に何回も同じことを繰り返していました。
氷を食べるために飲み物を飲むような状態で、まさに氷食症でした。
病気がわかってからは処方された鉄剤を飲み、なるべく鉄分が摂れるようアサリやレバー、ひじき、ほうれん草、プルーンなどを食べ、鉄分を吸収しやすくするためにビタミンCも摂るよう心がけました。
すると貧血が改善されたのはもちろん、氷を食べたいという欲求もだんだん落ち着いていきました。
そのまま再び貧血になることなく出産を迎えることが出来たのですが、産後にまた氷食症になってしまいました。
産後は母乳で栄養が取られ、貧血気味になるようです。
妊娠中と同じように食事の栄養バランスを考えて、鉄分を多く摂るよう気をつけました。
氷を食べることはそこまで体に悪いことではありません。
気をつけなければいけないのは貧血です。
貧血を放っておくと悪化したり、疲れが酷くなったりすることもあり、抵抗力が無くなり他の不調を引き起こすかもしれません。
貧血からめまいを起こしたり頭痛になったりもします。
妊娠中と産後を元気に過ごすためにも栄養バランスを考えた食事を心がけ、もし無性にたくさん氷が食べたくなったときには貧血を疑ってみてください。
スポンサードリンク