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ぜひ常備したい、手当てに必要な救急セット

ぜひ常備したい、手当てに必要な救急セット

救急セットは必要なものを必要なだけ

幼稚園や保育園には救急セットが必ずあると思いますが、どんなものが入っているか、日常的にチェックすることが大切です。

小さな子どもはしょっちゅう体調を崩したりけがをしたりしますので、あれもこれもと買い揃えると、同じかゆみどめ、傷薬、おなかの薬などでも、何種類も入っているのではないでしょうか。

しかし冷静に考えると、汎用性の高い誰にでも使えるものは、逆に「誰にも大した効果がない」という結果になることも往々にしてあります。

例えばアトピー性皮膚炎のお子さんなら、日常的に使う薬は、親御さんから託されていることはありませんか?

内服薬も、体調を崩したお子さんが回復して登園した後、「しばらくこの薬を食後に飲ませてください」とお願いされることもあるのではないかと思います。

そのように薬品に関しては、本当に必要なものは必要な本人の側で準備されることも多いので、園側では、基本的な包帯やガーゼ、ばんそうこう、体温計などの数量を充実させた方が役に立つのではないかと思います。

消毒に使うものも、ベーシックなアルコール系(エタノール)や、うがいに使う沃素溶液程度で十分です。

 傷を手当てするための新常識とは

ここ何年か、枚数の割に価格が高く、使い方も特殊なばんそうこうをCMや店頭などで見かけることはありませんか。ハイドロコロイド材というものを使った、ガーゼのない特殊パッチです。

傷の手当ては消毒、傷口の乾燥といった今までの「常識」を覆す考え方で作られた商品で、細胞成長因子と呼ばれる自分自身の体液を使って治療する方法のためのばんそうこうです。

この治療法においては、傷口を乾燥させるのはもってのほかですし、消毒液を使うことで細胞成長因子を殺してしまうことになっては元も子もないというわけです。

まず、何度も触れましたが、傷口は水道の流水で洗い流します。その後、冒頭で触れた新型のばんそうこうを貼るのですが、一度貼ったら治るまではがさないというのが特徴ですから、そう大量には入っていません。

しかも早く治るというので話題を集めています。

従来のばんそうこうは、ガーゼ部分で血液や体液を吸い取るもので、しょっちゅう交換するのが普通でしたが、ガーゼに吸い取られるものの中にはくだんの「因子」も含まれるわけです。

また、ガーゼが付着してしまうことで、傷の跡が残ってしまうリスクもあるのです。

市販の特殊パッチが手に入らなかったり、とっさに用意できないという場合でも、食品ラップなどで覆って傷口を乾燥させないようにするという方法もあります。

なお、比較的よくある日常的なケガなどの場合は、この治療で十分ですが、動物にかまれるなどイレギュラーなトラブルのときは、流水で洗った後に消毒液を使い、病院でちゃんと見てもらうようにしましょう。



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