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「胎盤の位置が低い」とは?「前置胎盤」とは違うの?
「胎盤の位置が低い」とは?「前置胎盤」とは違うの?
お腹も少し目立ち始めた、これまで順調にマタニティーライフを送れている。
お腹も張ってないし、出血もない。
4週間ぶりの妊婦健診で赤ちゃんに会える!と思っていたら、先生が超音波検査で赤ちゃんでないものを一生懸命確認している。
「胎盤の位置が低めなので少し様子見ようね・・・」
胎盤の位置が低いって?どうしたらいいの。
胎盤の位置が低いとは
胎盤は通常子宮の体部に付着します。
子宮口に近い時に「胎盤の位置が低い」と表現します。
胎盤が子宮の入り口にかかっている状態を「前置胎盤」といいます。
前置胎盤は出血しやすく、赤ちゃんに十分な栄養を送りにくいので成長を妨げてしまう可能性があります。
胎盤の位置が低いと言われたら
ほとんどが子宮の成長にあわせて胎盤が子宮口から離れていきます。
なので、特にママにできる事はありません。
普通に生活しましょう。
でも、出血しやすい状況ではあるので過激な運動や旅行などは控えた方がよいでしょう。
出血がある時は安静にしましょう。
清潔なナプキンをあてて、お風呂も浴槽につかるのはやめた方が良いです。
胎盤の位置が低いままの時は
残念ながら37週をすぎても胎盤の位置が低いままの時は出産時に大出血を起こす可能性が高いので、帝王切開で出産する事が多いです。
出産時の出血は大きな蛇口を全開にしたように短時間でたくさん出ます。
輸血や点滴で何とかしようとしても何とかできない勢いなので、出血する可能性が高い時は安全のために帝王切開を選択します。
出産時の出血と妊娠高血圧症候群のしかん発作は産婦死亡原因の2トップです。
沢山子供が欲しいという人にはちょっと辛い選択になりますが、母子の命を守るためには仕方ない選択です。
帝王切開はお腹と子宮を傷つけるので3回が安全に出産できる許容範囲です。
受精卵が子宮の中で何処に着床するかは誰にもわかりません。
胎盤の位置も同じです。
低めの胎盤は誰にもどうにもできない事です。
静かに時が過ぎるのを待ちましょう。
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