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『ママだって・・・泣いてもいいの。(幼少期のお子さんを持つ皆様へ)』①
幼少期、3~4歳児のママ、パパの苦労は並たいていのものではありませんよね。
とくに、初めての育児ともなると分からない事だらけで、でも良くしたいという気持ちがある為、肩に力が入りがちです。
不安とプレッシャーでノイローゼにかかってしまったり、かかりそうになったり…。
ついつい、育児情報をくまなく見ては…頭を抱えたりしていませんか? 実はほとんどのママ、パパが、育児ノイローゼにかかる可能性を秘めています。
ママは、一日中お子さんと一緒に過ごし、なかなか自分の時間もとる事が 出来ず、気付けば笑えなくなっていたり、一日中カリカリイライラしていたり、自分が とてつもなく嫌な人間になったのではと思い始めてしまうものです。
お子さんが第一次反抗期を迎えるこの時期になると、とても可愛い反面、『まったくもう!!」とキーっと怒りたくなる衝動に駆られることも少なくないです。
さらに、パパの助けがほとんどなかったら…? ママの怒りゲージはMAXですね。
どうしようもない怒りに襲われた時、とてつもなく悲しくなりませんか? そして、涙がこみ上げてくることがあります。
私はそうでした。
しかし、子どもがいるから…泣かないようにと我慢して、 旦那の前でも気丈に振舞い、家族が眠ってから一人こっそり泣きました。
好きでイライラするママはいませんよね。
できる事なら楽しく笑って過ごしていたい。
でも、どうしたらいいのか分からないという事が多いのではないでしょうか。
そして、本当は〇〇してあげたかったのに…と、自分を責めてしまいますよね。
今回は『イヤイヤ期』で代表的な「みてみて攻撃」での心のケアについて、 お話させてもらいます。
~ママ…こっちを見てほしいんだよ。『みてみて攻撃!!』~
幼児から幼少期に入ると、子ども自身の理解力も上がり、本格的なしつけが始まりますよね。
ママからすればしつけは子どもの為、大切な事なのですが子どもからすると、 「あれ?なんか…ママ冷たい?」という感覚になります。
今までは、何をしても「可愛い可愛い」だったのが、ご飯をこぼしても、トイレに失敗しても、お片付け出来なくても「ダメでしょ!」になってしまうのですから。
また、下のお子さんが生まれたりするのも喜ばしいことですが、子どもにとっては 大事件です。
年子ともなれば、なおさらですね。
今までは「一人天下」だったのに何をするにしても「お兄さん・お姉さんだからね」と後回しにされがちです。
生まれたばかりで手がかかるだけなのですが、とうてい理解することはできません。
『 はい、今日から家族になります』と、見知らぬ子どもが増えるのです。
子どもはパニックになってしまいますよね。
そんな時に使うのが『みてみて攻撃』です。
ママからすると「もう!どうして困らせることばかり!」と、なりがちですね。
物は倒す、壊す、散らかす、片付けない、泣きだす、暴れる、ふてくされる…。
例えば、遊ぶ度におもちゃ箱をひっくり返して全部出して遊ぶようになりました。
毎日のようにママは「遊ばないものは、ちゃんと片付けなきゃだめでしょ!」というやりとりが繰り広げられています。
ここから分かるのは、おもちゃ箱をひっくり返したらママは自分を見てくれるということです。
たとえ、それが叱られているのだとしても、ママは自分を見て、自分に向かって語りかけてくれていると認識するのです。
だから、「みてみて攻撃」で困らせるとママは自分を見てくれるんだと、子どもは子どもなりにママからの注目と愛情をどうやって勝ち取るかを考えているのです。
しかし、この「みてみて攻撃」はとにかく辛いですよね。
私は今まさに、この攻撃の集中業火をあびています(笑)
分かっていてもイライラ、ママがイライラすればするほど、 その様子を吸収するかのように子どもも不安定になって暴れ出したりしますよね。
~ついにきたか!第一次反抗期~
いわゆる、『イヤイヤ期』と呼ばれるものです。
何を言っても「イヤイヤイヤ!」の一点張りで、これは自我が芽生えて自分を主張したいという欲求が出てきた証拠です。
でも、ママも分かっているからこそ最初は、『みてみて攻撃』に冷静に対処出来ていたのだと思います。
しかし…ママも人間です。
チリも積もれば…なんとやら、 子どものキーキーにムキになって乗っかってしまうこともあります。
ママとして接していたはずが、いつのまにか子ども対子どものようになってしまいます。
しかし、そうはいってもママは大人です。
だからこそ、子どものようにムキになってしまった自分を誰よりも激しく責め、強い自己嫌悪が襲ってくるのです。
そういう時は、思い切って子どもみたいに泣いてみてください。
子どもは非常にママの感情に敏感で、驚いて不安になって一緒に泣きだしてしまうかもしれません。
でも、たまには良いのです。
物分かりの子どもは…「ママ、どうしたの?いたいの?」なんて言いながら頭を撫でてくれるかもしれません。
ワガママ放題、イタズラ放題、困らせ怪獣の子ども…ママのことが大好きなのです。
大好きだからこそ、自分に愛情を視線を集めようとして、『みてみて攻撃』をするんです。
そんな大好きなママが困っていたら、助けたいと思いますよね。
ですから、無理に母親を保とうとせず時には子どもの前で、泣いてみるのも良いと思います。
ためこんで、思いもよらず手を上げてしまった…なんて事のほうが、みんな悲しいです。
いつもと様子の違うママを、不安気に見つめる子どもを、たっぷり抱っこしてあげて下さい。
それだけで、きっと心が落ち着くはずです。
そして、自然と言葉が溢れてきます。
『ムキになる必要なかったな、あんなに怒る事だったかな?』、『そうだよね…最近抱っこしてあげてなかったよね…』と気づくはずです。
抱っこは、何よりの心の安定剤です。
子どもはもちろん、私たちママにとっても抱っこすることは、すごくすごく大切なものなんだと、私は自分の実体験から感じました。
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