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~赤ちゃんの掴み食べは大切なんです~
一般的に生後6ヶ月くらいから離乳食を進め始めますが、まずは大人がスプーンでお口に運んであげますよね。
そして赤ちゃんが自分の手のひらや指で食べ物を掴んで食べるようになります。
食べることは人間にとって「生きるための本能」です。
赤ちゃんは大人が食べるのを見るだけでよだれが出るし、食べ物を目の前に置かれると手が出るのが普通です。
保育氏として、0歳児を担当していた頃に出会った赤ちゃんは、食べることにとても消極的でミルクを飲むのも、他の子の3倍近くかかりました。
食事となればなおさらで、目の前におかずが入ったお皿が並んでいて周りは食べているのに、いつになっても手を出そうとせずボーッとしていました。
お口に入れてあげると、焦ったようにパクパク食べました。
空腹だけど自分で食べる意思が無かったようです。
その子のお母さんは食事は、いつも丁寧に作っていましたが、汚されるのがいやで全てお母さんが食べさせていたようで、そのせいで食べたい意欲が失われていたんですね。
積極的に食べるよう言葉がけをすると、徐々に意欲が沸いてきてその子は、自分で食べるようになりました。
せっかく作ったものを、グチャグチャにされたり、せっかくきれいにした床にこぼされたりすると、ドッと疲れが出る気持ちもよくわかるし、それなら自分が食べさせようと思うのもわかります。
私自身も、遊んだり気にいらなかったりで、お皿やおかずを投げられて、涙が出た経験もあります。
~いろいろな事を経験して成長していきます~
でも子どもが、自分で上手に食べれるようになる機会を、奪ってしまってはいけないと思うのです。
最初から、フォークやスプーンを使って上手に食べられる子どもなんて居ませんよね。
なんでも毎日の積み重ねが必要ですよね。
大きくなってもこぼしたり汚したりするのは、お行儀が悪いせいだと思いますが、赤ちゃんの時期はそれとは別問題と思って、自分でやらせてあげる気持ちで見守りたいですね。
長い人生の中でたった1年くらいのものだけど、本当に育児は根気くらべだなと思います。
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