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高熱と痰が絡んだしつこい咳が特徴 『急性気管支炎』
冬になると空気が乾燥して、風邪をひいた時は咳が出やすくなります。
高熱が数日続いていたり、痰が絡んだ咳がしつこく続いている場合は、もしかしたら単なる風邪ではないかもしれません。
これらの症状が見られる場合は、もしかしたら「急性気管支炎」かもしれません。
急性気管支炎の症状
最初は、発熱や鼻水、咳などの風邪の諸症状が見られます。
しかし急性気管支炎は、風邪が呼吸器の奥まで進み、気管支の粘膜に炎症を引き起こします。
咳は乾いた咳から、やがて痰がからんだ湿ったしつこい咳になります。
咳き込んで吐き戻してしまうこともあるかもしれません。
急性気管支炎は、たいていがウィルスによるものです。
まれに細菌感染の場合もあります。
ウィルスが原因の場合は特効薬がないので、対処療法となります。
具体的には、解熱剤や痰を出しやすくする薬、気管支を広げる薬、咳が酷い場合には吸入薬を投与する場合があります。
細菌感染の場合は抗生剤を投与します。
急性気管支炎の特徴
急性気管支炎の特徴は、高熱と痰が絡んだしつこい咳です。
ゼーゼー苦しそうなこともあります。
咳が続くと体力も消耗してしまうので、痰を出しやすくするために水分を少しずつこまめにあげて下さい。
一気にあげると、咳き込んで吐き戻してしまうことがあるので気をつけましょう。
また、加湿器を使用したり、タオルや洗濯物を室内に干すなどして加湿してあげると良いでしょう。
夜は体が温まって咳が酷くなる傾向があるので、できるだけかかりつけには昼間受診してお薬をもらっておくと安心です。
もしも呼吸がおかしかったり苦しそうな時はすぐに受診して下さい。
また、月齢が低い赤ちゃんや早産で産まれた子は呼吸器が弱いこともあるので、気を付けて様子をみてあげましょう。
咳を鎮める民間療法として、
・スプーン1杯のはちみつを舐めさせる(1才未満の子はボツリヌス菌感染の危険があるので厳禁!)
・半分に切った玉ねぎを寝室に置いて寝る
など、いくつか民間療法があるようです。
お薬が無い時の対処療法として試してみるのも良いかもしれませんね。
咳の感じがおかしかったり、ぐったりしているような時は、他に病気が隠れているかもしれませんので、かかりつけを受診するようにしましょう。
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