出産の始まり「破水」どのように対応する?気をつけることは?
出産開始の合図は、「陣痛」「おしるし」「破水」の3つです。
今回は「破水」にスポットを当てて、対応方法や注意事項等を紹介します。
まず破水とは、胎児を包んでいた膜が破れ羊水が体外へ排出されることを言います。
陣痛だと痛みが、おしるしだと出血があるので比較的分かりやすいのですが、破水については個人差があるため、破水なのか尿なのか判断がつかないということがあります。
例えば量です。
パンッと音がしたなあと思ったら大量に水が出てきて止められないという人もいれば、チョロチョロっと少量だけで妊婦さん本人でさえ何かよく分からないという人もいます。
次に匂いですが、全く匂いがしない人もいれば、生臭い匂いがする人もいます。
素人には分かりにくい場合があります。
ただでさえ臨月は大きくなった子宮が膀胱を圧迫し、妊婦さんはトイレの回数が増えています。
何かのきっかけでお腹に力が入り、本人の意図しないところで尿が漏れていることも有り得ます。
病院外で破水した場合注意しなければいけないのは、感染です。
1度破水してしまうと母子ともに感染が起こりやすいため、抗生物質を服用しなければなりません。
膜が破れた部分から細菌が侵入すると、非常に危険なのです。
羊水で下半身が濡れてしまったからちょっとお風呂に・・・なんて思ってはいけません。
破水をしたらお風呂もシャワーも厳禁です。
すぐ病院に向かってください。
勿論道中も更に羊水が出てくる恐れがあるので、感染予防のためにも清潔なタオルや下着を身につけて移動してください。
破水かどうか判断がつかない時は病院に相談しましょう。
病院に行ったけど、結局破水ではなかったと無駄足を踏んでしまうことを気にしている場合ではありません。
破水でもないのにどうして病院に来たんだ!と怒る医者はいません。
ちなみに破水をすると陣痛が来るはずですが、なかなか陣痛が来ないこともあります。
呑気に陣痛が来るのを待っているわけにはいかないので、誘発剤で陣痛を起こすことになります。
病院で、破水から○時間後には産ませてあげよう、とガイドラインは決めていると思います。
いずれにせよ、出産はもうすぐです!
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