アレルギーを起こしやすい食材を離乳食で使う時に気をつけること
赤ちゃんが5ヶ月を迎える頃になると、離乳食を始める時期となります。
これまで母乳またはミルクのみで生活してきた赤ちゃんにとって、初めての「食事」です。
離乳食は5ヶ月に入ったその日から始める必要はありません。
様子を見ながら赤ちゃんの機嫌が良い平日の午前中に食事をあげましょう。
午前中にするのは万が一具合が悪くなっても病院の診療時間内に受診できるからです。
土日祝日に具合が悪くなったら当番病院に行くしか選択肢がないため、平日のしかも午前中に離乳食をあげることが推奨されています。
また、食事についてお母さんの気になることといえば「アレルギー」かと思います。
以下にアレルギーでよく取り上げられる食材について、食材ごとに注意点を書いていきます。
初めての食材をあげる時に思い出していただければと思います。
卵
早くても7~8ヶ月頃からあげるようにしましょう。
白身はアレルギーを起こしやすいので、まずは黄身から。
黄身が大丈夫なようなら白身へと少しずつ段階をあげていきます。
卵アレルギーの場合、鶏卵を素に作られている予防接種のワクチンを接種するとアナフィラキシーを起こす場合がありますのでかかりつけ医と相談が必要です。
小麦
食パン、うどん、マカロニ、ホットケーキミックス等離乳食に使いやすい食材には小麦が含まれているものが多いです。
卵と同じく7~8ヶ月頃からあげるのが好ましいです。
大豆
消化吸収がよく、食物繊維が豊富です。
離乳食初期から使える優れた食材です。
最初は湯通しした豆腐をなめらかにすりつぶすことからはじめ、徐々に固さや大きさを変えていきましょう。
同じ大豆製品でも油揚げは油が多いので1才近くなってからあげましょう。
大豆アレルギーの疑いがあると豆腐は勿論、みそや醤油といった調味料の使用が難しくなります。
はちみつ
アレルギーではありませんが1才未満の子には与えてはならない食材です。
はちみつに含まれているボツリヌス菌という菌は非常に毒性の強い菌であり、抵抗力の弱い赤ちゃんに感染の恐れがあるからです。
厚生労働省から指示が出ている程の注意すべき食材です。
アレルギーがあった場合、赤ちゃんは一生その食材を食べないというわけではありません。
1口ならば大丈夫か、2口ならば食べられるか、どのタイミングでアレルギー症状を発症するのかといった赤ちゃんの許容量を知らなければなりません。
医師と相談のもと治療にあたってください。
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