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~問題をかかえた親~
子どもは問題をかかえている親の心を敏感に感じ取ってしまう
人は悩んだり、壁にぶちあたったりして成長していくものです。
人生には、悩みはつきものでもあります。
お母さん自身悩みをかかえながら育児をしている方が多いのではないでしょうか。
その悩みが簡単に解決できればよいのですが、解決できずに知らず知らずひきずってしまっている場合には、子どもにも何らかの形で、影響が出てしまっているのかもしれません。
自分では気が付かないうちに、子どもの心を傷つけてしまうことは、少なくありません。
親は自分が気がかりなことがあると、そのことを秘密にして子どもに語ろうとするので、子どもはそのぎこちない親の態度を、キャッチして動揺を引きおこします。
そして、親がぎこちない行動をとると、子どもはいっそう不安感が増していきます。
不安や恐れは、言葉の後ろにくっついて広まっていきます。
「なんでもないよ」とはいっても、不安や恐れを内在しているときは、なんでもないといえばいうほど、お互いの不安感は増加していきます。
子どもは、親がひやひやしながら聞いてくるときと、自分に注目して質問してくるときと、その違いを見抜いてしまうことが多いようです。
それぐらい、親の動きを瞬時に感じとり、見透かしているということになります。
親にとって当たり前の言葉が実は子どもを傷つけていることがある
普段の何気ない会話で「がんばったら好きなものかってあげる」とか「やればできるんだから」とか親はいいます。
また「今日学校でなにかあったの?」とか「早くしなさい」など、日頃からこのような言葉を使っているお母さんは少なくないと思います。
そうして、悩みや心配事をかかえている親は、無意識にこういった言葉で、子どもの心を攻撃しているのです。
これは大人からみて、どうということではない言葉ですが、子どもには非常に心苦しく、傷つくメッセージになるのです。
親のこと細かな優しさとは、ささやかなあたたかい言葉を大切に して子どもに語りかけることなのかもしれません。
そうした親の愛情を聞き入れて、子どもはのびのびと、大きくなって成長していくのではないでしょうか。
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