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子どもが話すより先に親が聞いてしまうと嫌なことまで思い出させることになる
子どもが学校から帰ってきて、何か話しをする前に、「今日学校は楽しかった?」と先に質問してしまう親がいます。
このように先に質問することで、安心感を得たいという母親は多いのかもしれません。
こういった一方的な対話で、心やすらぐ親の多数は、子どもの言葉をあるがままに容認してしまいがちです。
これらの親は、言葉や顔の表情、ふるまいなど全体を通して子どもを思いやったり、確認したりすることが苦手です。
例えば「今日友達とけんかした」とか「最近学校がつまらない」と子どもから聞くと、聞いた分だけ親の心は、落ち込んで意気消沈してしまうのです。
だからといって、現実とは異なっていたとしても、結局は言葉の方を信じ込んでしまうのです。
そうして「やっぱり思った通りだったー。どうしていいか分からなくて不安で仕方がない」といいます。
「これからどうやって立ち向かえばいいの?凄い混乱してきた」
とか
「気になって眠れない」
など、不安な毎日を過ごし、立ち止まることさえ不可能になってしまいます。
そうやって、なおいっそう親が子どもに質問攻めしてしまうのです。
そのような親の姿をみて、子どもは一段とおびえてしまうのです。
私が何かダメなことがあるから、だから親が質問するのだと感じてしまい、その日の出来事を子どもは頭で再現します。
また、今まで完全に頭から消えていたイヤなことまでも、 思い出されてしまうのです。
一度でもイヤなことが彷彿されると、イヤなことを忘れることが困難になってしまいます。
その後はやはりストレスがたまるのです。
子どもが話すより先に聞いてしまう前に一呼吸置いてみよう
元々、人は忘れることができるからこそ生きていられるのです。それは大人でも同一です。
ですから、なにがなんでも子どもに聞きたいとか、どうしても子どもが心配でならない時は、とりあえず静止してみましょう。
そうして親自らが、
「厄介事を抱えてないだろうか?」
とか、
「私にも苦しみや悩みがあるのではないか?」
と内観してみることも大事なことだと思います。
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