妊娠中に罹らないようにしましょう!「インフルエンザ」と「風疹」の予防と対策
妊娠中に病気になってしまったら、赤ちゃんに影響を及ぼす恐れのある薬は使用できません。
妊婦さん自身とその周囲ができる限り予防を行うことが必要です。
一方で、妊娠中は全ての薬・ワクチンの使用を駄目だと思っている方もいます。
今回は「インフルエンザ」と「風疹」にスポットをあて、妊娠中の対策についてお話をしようと思います。
インフルエンザ
インフルエンザに罹った場合、妊婦と一般の人では妊婦の方が重症に陥りやすいです。
肺炎などの合併症も起こしやすくなっています。
インフルエンザの治療薬といえばタミフルが有名ですが、このタミフルは実は妊婦さんに投与しても問題ない薬と認識されています。
インフルエンザに罹ってしまったら、重症化する前に回復に努めるのが良しとされています。
自己判断するのではなく医師の診断・処方に従って下さい。
また同居している家族からうつされないために家族にも予防接種をお願いしましょう。
妊婦自身は胎児が安定する妊娠16週以降であれば予防接種を受けられます。
不特定多数の人が行き交う場所ではマスクのを着用しましょう。
風疹
2012年頃から国内で患者数が増えたことで話題になった風疹。
特に注目されているのが妊娠中に風疹に罹った場合、赤ちゃんには難聴や白内障といった「先天性風疹症候群」の問題が起こるとされている点です。
妊娠初期であればあるほどそのリスクは高いと言われています。
妊婦さんが病院で血液検査を受けた時には必ず風疹の抗体があるかどうかをチェックします。
検査の結果、抗体値が8倍以上あれば免疫力があると判定されます。
8倍未満であれば免疫ができていないと判定されます。
現在妊娠しているが免疫ができていないとなれば、風疹にかかることは避けなければなりません。
人混みを避け、うがい手洗いを怠ってはいけません。
無事出産に至った際には次の妊娠に備えて予防接種を検討するのが良いでしょう。
インフルエンザと異なり風疹のワクチンは妊婦さんには接種させることができません。
できる限りの予防が大切です。
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