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心配して来てくれたのはわかるんだけど・・・
初めての出産は予定日を10日遅れてしまいました。
そのため、陣痛促進剤を使ってやっとこさのお産でした。
当時は、県外に転勤中でした。
しかし、子供が生まれた瞬間をどうしても旦那様にも味わって欲しくて実家には帰省せずに出産することにしていました。
「これから促進剤打つから」
という連絡を入れた後のことです。
心配したお姑さんが、4時間もかけてバスで病院に来てくれました。
こちらはというと、お姑さんが連絡もなしに現れたのでびっくり!
私としては、陣痛で苦しんでいる姿を見られたくありませんでした。
でも、陣痛の痛みってすごいんですね。
痛みの波が来ると、何もかもどうでもよくなるほど痛い!
「ぎゃぁ~!痛い~!」
と、のたうち回る度に
「大丈夫よ!頑張って!」
と腰をさすってくれていました。
最初は、
なんで来ちゃったの!?
とちょっと迷惑に思っていたのに
やっぱり来てくれてよかった
とお姑さんへの感謝と、最初は迷惑に思ってしまって申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。
陣痛の痛みで大変だったとはいえ、大失敗・・・
陣痛が来て1時間ほど経った時でしょうか。
それまで看護師さんや助産師さんがつきっきりでそばにいてくれたのに、一瞬部屋に誰もいなくなったのです。
その瞬間、またあの痛みの波が襲ってきたのです!
「いったぁ~い!誰かぁ~!腰さすって~!」
と叫んだら、お姑さんがびっくりして飛んできました。
「あらあら!誰もいないじゃない!大丈夫!?」
と声をかけられたその瞬間のことです。
「ブッ!」
自分でも驚くほど大きなおならをしてしまったのです。
しかも腰をさすってくれているお姑さんに直撃!
「いいのよいいのよ」
って言ってくれたけど、もうこの瞬間だけは本当に泣きたい気分でした。
それから1時間後にやっと長男が生まれました。
お姑さんは生まれてきた長男をとても嬉しそうに抱っこしていました。
私はというと・・・そんなお姑さんを複雑な気分で見つめていたのは言うまでもありません。
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