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「子宮頚部ポリープ」よく聞く病気だけど妊娠中に注意することは?
内診をしていて先生が「子宮頚部ポリープがあるけど、少し様子を見よう」 と言った。
子宮頚部ポリープって何? 少し様子を見るってどうなるの・・・
妊娠しているし、どうなるんだろう。
子宮頚部ポリープって何?
子宮頚部ポリープとは、女性ホルモンの影響で子宮の中の細胞が余分に作られてできたキノコの様なものです。
イボのように丸いものやエノキ茸に似ているものがあります。
子宮頚管ポリープは20歳以下に出来る事はまれですが、20歳以上の女性のうち1,000人に1人位の割合で起こる病気です。
ポリープは良性の腫瘍の事ですがガン化することはまれで、子宮頚管ポリープがある人の0.3%と他の腸などにできるポリープに比べると良性の腫瘍なのです。
子宮頚管ポリープの妊娠への影響はほぼありません。
ホルモンの影響で増えるので、増えてしまって診察の時に出血しやすいときは取る事も出来ますが、妊娠中は出血しやすいのでそのままになる事が多いです。
仮に取るとしても入院の必要はほとんどなく外来でその場で取れます。
子宮頚管ポリープと言われた時は
特に安静の必要はありません。
診察の時に出血しやすいので、健診の時は軽い日用のナプキンを一枚持っていくと安心です。
子宮頚管ポリープのその後
子宮頚管ポリープがある場合に妊娠で困る事は出血です。
妊娠中の出血は切迫流早産も考えられるのですが、ポリープがあるからとそのままにしておく事はとても危険です。
定期的に医師の診察を受けて流早産にならないようにしましょう。
また、お腹の張りや痛みがある時は電話連絡をして、臨時での外来受診をおすすめします。
子宮頚管ポリープは一度できて終わりでなく、出来る人は何回もできます。
妊娠していない時には、なかなか産婦人科の敷居は高いのですが、1年に一度くらいは子宮がんの検診と共に経過を確認する事をおすすめします。
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