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妊娠中期は準備に最適な期間
昔から「十月十日」などと申しますが、実際の妊娠週数は大体40週間といわれます。
しかも、計算法の関係で、どんなに早く妊娠を自覚する女性でも、せいぜい4週か5週目に入ってからですから、自分が妊婦であると意識して生活する期間は9カ月程度ということになります。
4分の3年と言い直すと長い期間に思えますが、あれこれ準備し、忙しく過ごしていると、あっという間です。
その妊娠期間を初期・中期・後期に分けて考えてみましょう。
妊娠初期
まず、「おめでたですよ」と病院で診断されるくらいの時期、すなわち初期は、つわりとよばれる吐き気やだるさに悩まされる人も多く、
運よくそういった症状が軽く、かつ健康な人でも流産の心配もあり、全く油断ができない時期です。
おのずと行動は慎重になりますし、ずっどベッドに横たわり、食べられそうなものを食べるだけでしのぐしかないという状態の人もいます。
妊娠後期
妊娠後期に入ると、最大の山場ともいえる臨月も目の前。
お腹も大きくなり、不安定になってくるので、嫌でも行動が制限される時期です。ただひたすら無事お産することだけを考えていることでしょう。
変わったところでは、出産後は育児で大変になるからと、心残りがないようにと、子連れでは入りづらいレストランでごちそうを召しあがる、なんて方もいると聞きます。
何にせよ、初期とは違った意味で特別な時期といえます。
妊娠中期
初期と後期の間を仮に「中期」と呼ぶことにしましょう。
体調も安定しており、後期ほどお腹も大きくないので、かなり自由度の高い時期ともいえます。
おしゃれなカフェでお茶(ただしカフェイン抜き)、カラオケ、映画といった軽い娯楽はもちろんのこと、ちょっとした旅行に行く人もいることでしょう。
でも、大事なこの時期、もっとやっておきたいことがあります。
例えばベビー服やベッド、赤ちゃん用品は、どんなものがどれくらい必要か、把握できていますか?
また、赤ちゃんを受け入れるための環境の土台も、この時期に作っておけば、後期のしんどい時期には軽い作業で済みます。
特に初めての出産だと、赤ちゃんコーナーのスタッフに進められるままにあれこれ買ってしまう人もいますが、産後、意外と使わない・使えないことに気づいてがっかりすることもしばしばです。
洋服も肌着も、月齢を考えずにあれこれ買ってしまう可能性がありますが、お産の後でも入手方法はありますし、
服などは赤ちゃんの個性に合わせて買うこともできますから、新生児期からせいぜい3カ月程度の大きさのものをそろえる程度で十分です。
また、生まれ育っていく「季節」も考慮に入れた買い物を心がけましょう。
できることを、できるときに
便宜上、「初期・中期・後期」と書きましたが、状況は人それぞれです。
例えばお仕事を持っている人だと、妊娠中期の安定した時期は、ごく普通にお仕事をしているので、むしろ時間がないというケースもあるかもしれません。
つまり、「できることを、できるときに」が大切です。
体調や状況と相談しながら、焦らず地道に、必要な足場を固め、必要なものをそろえて、笑顔で赤ちゃんを迎えてあげてください。
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