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親自身が愛情を与えられていないと、自分の子どもとの関わり方に戸惑ってしまう
本来、子育てというものは子どもに生き方を教えたり愛情を与えたりするものです。
しかし、いままで生き方を教えてもらったり愛されてこなかったりした親の場合、子育てはたいへんつらいものとなります。
こうした親は子どもの頃に運動会の徒競走で一生けん命走った時に
「なんだ一番じゃなかったのか」
と親にいわれたりします。
また、中学時代に部活動でテニスに打ち込んでも
「選手になれなかったのか」
などと親に言われて育っています。
こうした褒められることなく、けなされて育った親は子どもに愛情を与えることが難しくなってしまいます。
それは自分が親に愛されてこなかったにもかかわらす、子どもには愛情を与えなければならないからです。
この矛盾は子育てに戸惑いを感じさせます。
いつも親からけなされていると、子どもをありのまま見ることは出来なくなります。
結果、子どものよいところを褒めるのではなく、わるいところを非難することばかりしてしまうのです。
親が「親にはなりたくない」と感じる時とは・・・
近頃の親は
「ずっと子どもでいたい。親にはなりたくない」
と本当は心の中で感じてることが多いのではないでしょうか。
人は好きなことに対しては積極的な気持ちで向き合うことができます。
しかし、そうでないときはその場から逃げ出したくなるのです。
子育ては親が思うようにいかないことの方が多いです。
すると親はなおさら子どもを愛せない、イヤだと思う気持ちがいっぱいになってしまい、子育てを煩わしいものへと変えていってしまうのです。
そして子どもの行為が徐々に許せなくなっていくのです。
子どもが親に反発するたびにイライラした感情がたまっていくのです。
「私だってがんばってるのに。こっちが泣きたいよ」と親はわめいてしまうのです。
こうした感情がたまっていくと子育てをしていても楽しくありません。
子育てが苦痛となってやがて親がノイローゼになってしまいます。
親が「子どもがかわいくない」「子どもを愛せない」はこんな時に生じるものなのです。
親なのに「子どもを愛せない」時はどうする?
そのような時は「子どもは元気でいてくれている」「健康で生きているだけで充分」なのだと自分を納得させるようにしましょう。
親は子どもに多くを求ることをやめると心が落ち着いていきます。
それは多くを求めることで他の子と比べてしまい、比べては不安な気持ちに陥って、イライラを誘発してしまうからです。
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