実は2種類ある母乳「初乳」と「成乳」について
妊娠、出産するとお母さんからつくられる母乳。
一人のお母さんから作られる母乳はずっと同じ成分だと思っていませんか?
実は、違うのです。
同じお母さんからつくられる母乳も時期によって2種類の母乳があるのです。
驚きですよね。
http://allabout.co.jp/gm/gt/1584/
人間のからだってよくできているなぁ、とこんなところでも感心してしまいます。
今回は、その2種類の母乳、初乳と成乳についてお話しします。
初乳
生後3~5日におっぱいからでる母乳を「初乳」といいます。
味でいうと、さっぱりしている感じです。
初乳の量は1日に100ml程度で、まだそれほど量はありません。
成乳になることからだんだんと増え、成乳では1日500ml程度になります。
そして生後1カ月ころには1日780ml程度になり、そのあとは、離乳期まで継続して毎日同じくらいの量が出続けます。
個人差はありますが、初乳は、一般的に黄色っぽい液体です。
・ナトリウム
・神経系の発達に必要なタウリンと呼ばれる成分
・免疫成分
などが多く含まれています。
逆に、乳糖・脂質はあまり含まれていません。
ちなみに「タウリン」は、栄養ドリンクなどにも含まれている成分です。
母乳にも含まれていたなんてびっくりですね。
成乳
生後10日ほどで「成乳」と呼ばれるようになります。
成乳は、特に乳糖が多く、そのほか全体的に十分な栄養素が含まれています。
味でいうと、こってりしている感じです。
よく、母乳だけでは栄養が足りないから、砂糖水や果汁をあげないといけない。
という話を聞きますが、まったくそんな必要はありません。
http://www.onlinebookswebsite.com/entry12.html
母乳量が不足していない場合は、母乳のみで離乳期まで育てるのが理想的です。
市販の粉ミルクより腹持ちもよく、授乳の間隔もあいて、夜泣きの回数も比較的少ないことでしょう。
哺乳瓶を洗う手間や、コストを考えると、母乳栄養は大変優れた栄養方法です。
母乳量が不足している場合は随時、市販の粉ミルクも活用し、栄養不足にはならにように気を付けてあげてください。
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