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周期的に激しく泣く赤ちゃん、もしかしたら 『腸重積症』 かも?!
それまで元気だった赤ちゃんが急に激しく泣き出し、しばらくするとまた静かになる…
「どうしたのかな?眠いのかな?」なんて思っていると、また激しく泣く!
周期的に激しく泣く赤ちゃん、もしかしたら「腸重積症(ちょうじゅうせきしょう)」かも。
腸重積症は大人でもどの年代でも起こりますが、6か月~2才くらいまでに多く起こります。
男の子は女の子の2倍近く発生頻度が多いようです。
腸の一部が同じ腸にもぐりこむ病気で、腸がもぐりこむ時に激痛が走るため激しく泣きます。
これを繰り返しているうちに、どんどん腸がもぐりこんでいってしまいます。
腸重積症の主な症状
・赤ちゃんの顔色が急に青白くなる
・急に激しく泣き出す
・10~30分間隔で突然激しく泣く → 静かになる、を繰り返す
・嘔吐する
・泣きやんだ時にお腹を触ると、フランクフルトのようなしこりがある
・血便が出る(血液と粘液が混じったいちごジャムのような便)
など比較的わかりやすい症状かもしれませんね。
また、風邪のような症状が出ることもあるようです。
血便が出たら大至急受診して下さい!
処置が遅くなると、もぐり込んだ腸が壊死することがあります。
受診の際に血便がついたオムツを持参したり、血便の出た時間をメモして持っていくと参考になります。
腸重積症の治療
病院では超音波検査やレントゲンで腸の重なっている部分を確認します。
発症後24時間以内なら薄めた造影剤を肛門から入れ、もぐりこんだ腸を押し出す高圧浣腸が有効とされています。
重なりあった部分の腸が壊死していたらすぐに手術が必要です。
手術では、もぐりこんだ腸を引き出すだけで済む場合と壊死している部分の腸を切除してつなぎ合わせる場合があります。
手術後は10日~2週間くらいの入院が必要です。
また10%くらいで再発が確認されているようなので、発症した時の様子を覚えておくと良いですね。
いつもと泣き方が違う!様子がおかしい!と思ったらすぐに受診しましょう。
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