Topics(クリックでジャンプ)
嘔吐や下痢が続くとなりやすい子供の『脱水状態』と水分補給
子供がよくかかる病気の1つに「胃腸炎」があります。
嘔吐や下痢によってウィルスを外に排出するため、十分気を付けて処理しないと家族内でも感染が広がります。
この嘔吐や下痢は長く続いたり、症状が一気に進行すると、体から大量の水分・塩分などが失われ「脱水状態」になってしまいます。
その他に、近年夏になると話題になる「熱中症」でも脱水状態になります。
これは、炎天下や高温多湿な場所での運動などによって大量に汗をかく為です。
水分だけでなく「塩分」も補給
http://www.os-1.jp/
このような脱水状態の時は、水分だけでなく「塩分」も一緒に補給することが大切です。
水やお茶などで水分だけを補給しがちですが、水分だけを摂取していると体内の水分バランスが悪くなり、かえって症状が悪化してしまうこともあるのです。
そんな時に利用したいのが「経口補水液」です。
塩分や糖分のバランスを考慮して作られているので、脱水状態の改善に役立ちます。
軽い脱水状態の場合は経口補水液で水分補給し、安静にして様子をみます。
以下のような症状がある場合は、脱水状態が進行しているか、他の病気が潜んでいる可能性があるので、すぐにかかりつけを受診させましょう。
・39度以上の熱がある
・嘔吐が続く
・ぼーっとしたり、眠りがち
・意識障害(気を失うなど)
・血便がある
・泣いても涙が出ない
・尿の量が減る(トイレの回数が少ない)
・尿の量が異常に濃い色
・1日に6回以上の下痢
・皮膚、口、舌が乾燥している
・水分をとることができない など
脱水状態の時の水分補給のコツ
一度に沢山飲ませたり、吐いた直後に飲ませると嘔吐してしまうことがあります。
水分補給のコツは、
・初めは一口ずつくらいの少量ずつ与える
・ある程度飲ませて嘔吐が見られなければ、自由に飲ませる
ちなみに水分摂取のめやすとしては、
http://www.os-1.jp/
学童で500~1000mL/日、幼児で300~600mL/日 となっています。
これは、一日の必要量の約半分の量です。
改善が見られなかったり、その後も嘔吐や下痢が続く場合はかかりつけを受診するようにしましょう。
スポンサードリンク