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なぜ妊婦さんへの風疹ワクチン接種は推奨されているのでしょう
近年、妊娠する可能性のある女性や妊婦さんのパートナーへのワクチン接種を推奨されている「風疹」という病気。
「風疹」はどのような病気?
名前だけはニュースなどでもよく取り上げられますが、どのような病気かご存じでしょうか?
「風疹」は風疹ウィルスによる感染症です。
風邪などのように飛沫感染するので、簡単に感染してしまいます。
毎年春~初夏に流行のピークを迎えます。
しかし最近は冬にも感染報告があるので、流行が不規則であるといえるようです。
病気の症状としては割と軽く済みますが、まれに脳症などの合併症を起こすことがあるので気を付けたいですね。
「風疹」の症状と免疫
症状が出てくるのは、潜伏期間を経て2~3週間後です。
全身に小さな赤い発疹、発熱、リンパ腺が腫れる、などといった症状が出てきます。
微熱程度で済むこともあるようです。
残念ながら特効薬はないので、解熱剤などの対処療法で治療していきます。
発疹が出る3日くらい前~その後5日間くらいが一番感染力が強いのだそうです。
ということは、気がつかないうちに他の人へうつしてしまっている可能性もあるということです。
風疹は一度感染すると、免疫ができるので二度とかからないと言われています。
なぜ妊婦さんへ風疹のワクチン接種を推奨しているの?
一見すると、大した病気ではないように思えますよね。
一体なぜ妊婦さんへ風疹のワクチン接種を推奨しているのでしょうか?
万が一妊娠初期に風疹に感染してしまった場合、お腹の赤ちゃんが「先天性風疹症候群」という病気にかかることがあるからです。
では、先天性風疹症候群とは一体どのような病気なのでしょうか?
妊娠週数のどの期間で感染したかによって、赤ちゃんに出る症状が異なります。
主な症状は、難聴や心臓の障害、白内障、緑内障などがあります。
他に、幼児期頃になってから糖尿病などの症状が出ることもあります。
子供のうちからMR(麻疹・風疹)ワクチンで予防できます。
将来のためにも予防接種を受けてしっかり予防しましょう!
また、今後妊娠を考えているご夫婦もぜひ風疹の抗体が残っているのか検査をして、必要であれば予防接種しておくと安心だと思います。
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