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子供の骨の形成にはビタミンDがとても大切!『くる病』の危険について
ここ最近増えている「くる病」という病気。
テレビでも何度か特集されたりしているので、ご存じの方も多いかもしれませんね。
くる病とは簡単に言うと骨の病気です。
疾患している子供は背が伸びにくくなったり、O脚になったりします。
骨と言えばカルシウムを思い浮かべる方が多いかと思います。
しかし、骨の形成には「ビタミンD」がとても大切なのです。
最近の子供はビタミンDが不足しやすい
さてこのビタミンDですが、骨にカルシウムやミネラルを沈着させる働きがあり、骨の成長には欠かせません。
骨がうまく形成されないと、子供では「くる病」を引き起こします。
また、大人では「骨粗鬆症」になってしまうのです。
最近の子供はビタミンDが不足しやすく、くる病はもはや現代病と言っても良いかもしれません。
母乳のみで育てた子供に多く見られることもわかっています。
母乳は赤ちゃんにとってとても良いものですが、ビタミンDが不足しやすいのです。
また、食物アレルギー等で栄養に偏りが出てしまっていることも、くる病を引き起こす一因となっています。
特に卵はビタミンDが豊富なので積極的に摂取させたい食品です。
しかし、近年多く見られる卵アレルギーのある子は摂取できないので、どうしても不足しがちになります。
日光に当たらないと、体の中でビタミンDが作れない
更に追い打ちをかけたのが、赤ちゃんには紫外線が良くないといった情報や、東日本大震災による原発事故の放射能に関する情報です。
震災後は放射能を恐れて子供に外遊びさせない親が増えたそうです。
近年の紫外線は昔よりも強くなっているので、紫外線対策は必要かと思います。
しかし外に出て日光に当たらないと、皮膚に紫外線を受けて体の中でビタミンDが作れません。
しっかりと紫外線対策をして外で遊ばせて日光浴させることは、子供の体を作る上でとても大切なのです。
昔は日当たりの悪い家の子供や栄養状態の悪い子に「くる病」が見られ、決して珍しい病気ではありませんでした。
その際は「肝油」でビタミンDを補ったそうです。
今でもドラッグストア等で見かけますね(笑)
ビタミンDは摂取しすぎるのも良くないそうなので、サプリメント等で補う際は用量を守って摂取しましょう。
もしお子さんの歩き方がおかしかったり、身長の伸びが悪いと感じたら、一度かかりつけの先生と相談してみましょう。
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