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他人の気持ちに興味を持てない子どもは人間関係に疲れてしまうときがくる
一人で暮らしていく知的能力のない親は、もしかすると自分の意思を、失くしてしまっているのかもしれません。
解説書や説明書などを、情報源として取り入れすぎてしまう親は、頭の中が混乱してしまいます。
その結果、生きていくのさえ心苦しく感じられるようになってしまうのかもしれません。
このように、マニュアルなどを取り入れすぎてしまう親の場合、人間関係の決まりのようなものが理解できません。
ですから、目の前に友人がいたとしても、「今、何か困っていることはないだろうか」と相手を気にしたりなどはしません。
「今日は顔色が悪いけど、もしかしたら何か悩みごとでもあるのかもしれない」と友人に興味をもつことも、できなくなるでしょう。
そうなってくると、興味の対象は自分自身であり、価値観など全部の基準が、自己中心となっていきます。
つまり、相手に興味がないので、相手の気持ちになって考えを巡らせたりすることができないのです。
だとすれば、相手との関係は、決められた基準にそって動いていくということになります。
反対に、相手がその決められた基準から外れていくと、どうしていいのか分からなくなり、結果自尊心をなくしていきます。
一度自尊心をなくしてしまうと、いつも人に確認をとってからでないといけないと思い、疲れ果てた末、ただそこにしゃがみこんでしまうのです。
顔色をうかがう子どもは親子関係が原因で判断能力を失っている
どういう理由でこうなってしまうのかというと、このような人は、子どもの時代における親子関係に問題があるということがわかっています。
親は、気持ちのまま、機嫌がいいときはやさしい言葉をかけたり、機嫌がわるいときは子どもを怒るという行いが、たびたび繰り返されます。
それによって、親の自分勝手な感情に振り回された子どもは、判断能力を失います。
一言でいうと、子どもの判断の基準とは、相手が「怒っているのか」それとも「怒っていないのか」のどちらかになっていきます。
この手の行いが何度も繰り返されると、子どもは自分自身で判断ができなくなり、決まって相手の顔色をうかがうようになってしまうのです。
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