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ハチや毛虫、クモなどの危険な虫を見かけたら
屋外活動の際、昆虫好きのお子さんなら興味津々の生き物もたくさん見つかりますが、中には危険な虫もたくさんいます。
図鑑のイラストや写真から虫の姿や性質を正確に覚え、出くわしたときの正しい対処法を心得ておくといいでしょう。
まず、スズメバチやクマンバチのように体が大きなハチは、子どもも本能で怖がるかもしれませんが、接触しないように注意しましょう。
万が一施設内で巣を見つけたら、早目に専門業者に駆除してもらうことをおすすめします。
また、同じように体の大きなハチで、アシナガバチという種類もいます。これは近づいたり刺激したりしない限り、襲ってくることはありませんが、注意が必要なことは言うまでもありません。
体の大きさもそこまでではなく、花の咲く生垣や花壇があれば比較的よく見かけるミツバチ、似たような姿かたちのアブも、刺したり血を吸ってきたりするので、刺激すべきではありません。
遠足などで山や草原に出かける際、ハチを刺激しないよう、糖分の多い飲み物や菓子類を持ってこさせないように注意しましょう。
いわゆるガ、毛虫、芋虫の類は、それが何の幼虫なのかの特定が、詳しくない人には難しいかもしれません。
さほど害のないものもいますが、トゲに触れると皮膚が腫れたり赤くなったり、痛みを伴ったりすることも多いので、総じて触らない方が無難だと思っておいた方がいいでしょう。
姿かたちだけを見ていると、少し蛍に似ている「ハンミョウ」。これ自体は毒などは持っていませんが、かみつかれるおそれがあります。
また、ツチハンミョウという種類は毒のある体液を出すので、触れるのは危険です。
また、時々大量発生などで危険視されているのが「セアカゴケグモ」という毒グモです。もともと日本にはいないはずの種ですが、外国産木材の輸入の際に付着してきたと思われるものが増えています。
最近はこういった経緯ではびこっている外来種の虫や動物などもいるので、お住まいの自治体や農林水産省などのホームページをチェックしてみると、思わぬ役立つ情報に出会えることがあります。
カエルやヘビも要注意
虫よりもさらに草深いところにいかないと出会えない生き物でも、人の生活エリアに入ってくることはありますから、
粗々でいいので、ヒトに対して害があるかないか、あるとしたらどんな害かなどをつかんでおくと役立ちます。
例えば、大好きな子どもも多いカエル。小さくて緑色の一般的なアマガエルは、それほど神経質に扱う必要はありませんが、皮膚の表面にはほんの少しですが毒性があるという情報は無視できません。
やたらめったにさわらないようにさせるか、触った後は必ず手を洗うように指導しましょう。もっと大きなヒキガエルも、毒性のある分泌液を出します。
また、滅多に見ることはないものの、ヘビ類にも注意しましょう。
無毒で比較的小さなシマヘビなどでも、かまれると痛みを生じさせますし、破傷風などの被害の可能性もありますから、触ったりして刺激しないようにすることが大切です。
ヤマカガシやマムシなどの毒蛇に出くわしたときは、園児を遠ざけ駆除するなどの対応が必要です。
言うまでもないかもしれませんが、殊に、そういったヘビが出る可能性のあるロケーションにある園の場合は、
専門業者にすぐ連絡する心構えをしたり、駆除や撃退のためのグッズ、薬品などを日ごろから用意しておくというのも大切です。
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