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ごはんの丸のみは有効?俗説?
魚は体にいい食材ですから、ぜひ子どもには与えたいものですが、骨があるのが難点です。
大きなものは調理段階で取り除いたり、切り身で売られている場合はそもそもない場合もありますし、何より食べる本人が注意のしようもありますが、
小骨は食べるときに取り除きにくく、しかも意外と簡単にのどを通ってしまうので、無頓着になりがちなところがあります。
イワシ、サンマなどの青魚、ウナギは細い小骨がたくさんあります。
色や形状的に身に紛れて見えにくいものなので、身と一緒に食べようとして飲みこみ、のどにひっかかってしまうことがしばしばあります。
こんなとき、俗に「ごはんのかたまりを丸のみすれば解決する」と言われますが、これは本当でしょうか。
結論から言うと、あまりやるべきではありません。
食べ物の丸のみ自体が感心しないということもありますが、何よりの理由は、うまいこと小骨を取り除いてくれるとは限らないからです。
のどに刺さった小骨の一部だけが残ってしまうと、いつまでも小骨が刺さった不快感が取り除けず、却ってやっかいな結果になってしまいます。
指で取れそうな小骨、取れない小骨
園の食事の時間、子どもが「のどチクチクする」などと不快感を訴えてくることがあるのではないでしょうか。何を食べたかを確認すると、「お魚」と答えたとします。
そんなふうに、魚の小骨がひっかかった可能性が高い場合は、まずは口を大きく開いてもらって中を覗き、無理なく指が入りそうなところならば、指で小骨を取り除いてあげてください。
取れるか取れないかの微妙な位置の場合は、耳鼻咽喉科のお医者さんに診てもらうことをおすすめします。
魚の小骨ぐらいで大げさなと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、きちんと確認できない以上、大きく傷ついて炎症を起こしたりしている可能性もあります。
そうしたら、のどの不快感だけではすまないトラブルになってしまいます。慎重に対処しましょう。
刺さったものが長かった場合は
箸や焼き鳥の串、キャンディーの棒など、長くて口の中に入れる用途のものはたくさんあります。
こういったものを、歩いたり走ったり、あるいはふざけっこをしたりしている状態のときに口にくわえるのは非常に危険です。
実際、のどに長い串が刺さったことが原因で亡くなったお子さんもいます。
まずは「そういうことは危ないから、絶対にしてはダメ」ということを言い含めるように注意しておきます。
本人がくわえていたわけでなくても、一緒に遊んでいた子がそういったものを振り回している場合もありますが、これも同様です。
のどだけではなく目を突く可能性も高いので、ちょっとキツいくらいの注意も妥当かもしれません。
もしものどにそういった長いものが刺さってしまった場合は、救急車を呼んだり救急病院に連絡の上連れていくなどして、正しく処置してもらう必要があります。
抜いて手当てをしてもらった後も、部位が部位ですので、しばらく病院で安静にさせておく必要があります。
こういったトラブルの場合、パニックに陥ってしまうかもしれませんが、あくまで冷静に対応できるように努めましょう。
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