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~しつけに体罰は必要?~
しつけと聞くと、子どもを叩きながら調教することのように思っている人が、たまにいます。
しつけイコール体罰ではありません。
ですから、子どもを叩くことを日常化してはいけません。
「たたかないと分からないんだ」そう主張する大人もいますが、それは誤った見識です。
身体に痛みを与えたとしても、子どもに本当の気持ちが伝わるとは限らないからです。
子どもの心に、恐怖や悲しみ、怒りを残す体罰は、行わないようにしましょう。
ちゃんと理由を持って体罰を行っているという意見もあるでしょう。
子どもや他の子の命にかかわる、危険な行為をしたときに叩いてしまった、というケースなどです。
そういった突発的な状況の際には、仕方のないことかもしれません。
ただ、一度叩いてしまったら、感情が爆発して、さらにエスカレートしてしまう、という危険性があることを覚えておいてください。
日頃のストレスが、一気に噴き出して、繰り返し子どもを叩いていた、なんてことのないように。
愛情をもって体罰を行っている、と考えているのであれば、本当に今、叩かなければならないのか、を自問自答してほしいところです。
~体罰ではなく、言葉で伝えましょう~
殴る、ひっぱたく、蹴るなど、子どもの身体に危害を加えることを体罰とよく認識されていますが、放任することも、その範疇に入ります。
言うことをきかない子どもを、家から追い出してしまい、しばらくそのままにしておく、などですね。
子どもは、親から存在を無視されると、心に深い傷を負います。
無視されることが続くと、「自分は必要のない子どもなんだ」そう感じ、自らを大切にしない子に育つ可能性が高くなります。
態度で示しているのだから、こちらの気持ちを分かってほしい、というコミュニケーション方法は、大人同士でさえ難しいとされています。
できるだけ言葉を使って、思いを伝えるようにしましょう。
~さいごに~
体罰を望む子どもはいません。
体罰を望む親もいないはずです。
自分の親から叩かれてしつけられた、という単純な理由で子どもを叩くのならば、今一度、考えなおしてみてはいかがでしょうか。
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