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高齢出産だと「染色体検査」した方が良いの?どんな検査なの?
34歳、初産婦。
2013年の初産の平均年齢が31.4歳。
いまどき高齢出産と言うにしては、まだまだと思っていた。
そもそも染色体検査って…何?
妊娠中の染色体検査とは
妊娠中から胎児の染色体検査をする事が出来ます。
現在の日本で出来る染色体の検査は2種類あります。
血液で出来るクワトロ検査と妊婦のおなかに針を刺して羊水を抜き取ってする羊水検査があります。
夫婦の年齢を足して70を超えると染色体異常の子供が生まれる確率が6倍近くに上昇します。
かつては染色体異常は産まれないとわからなかった事ですが、確実性は低いのが難点ではありますが、出産前に染色体の異常はないか検査できるようになりました。
羊水検査とは
羊水検査は妊婦のおなかに針を刺します。
針を指す痛みと検査後のお腹の張りがあるので1泊の入院をするところが多いです。
基本的に自費診療になるので希望があって、その病院が検査を行っていれば、誰でも出来ますが、流早産の危険が高くなる事と検査で赤ちゃんの近くに針をさすリスクがある事からあまり積極的には行いません。
費用は5~25万円位です。
染色体検査でわかる事
染色体検査は費用が高い事、染色体検査の結果で中絶を助長するのではないかとの危惧がある事は否めません。
かつては限られた高齢妊婦が行っていた検査ですが、最近では一つの情報として中絶するしないにかかわらず一般的に行われる検査になっています。
羊水検査、クワトロ検査では染色体の異常の有無を確率論で測定します。
検体と共に両親の年齢も加味した結果なので年齢が高ければ結果も「異常がある」に近くなります。
かつてほど結果で中絶をする判断は少なくなっています。
信頼度20~70%です。
最終的には産まれないと染色体異常かどうかはわからないのです。
染色体検査をした後
染色体の検査は10週から17週の間でする事が出来ます。
結果は2~4週間かかります。
染色体検査の結果で陰性であればそのまま妊娠生活を楽しみましょう。
陽性が出てしまった時は
・中絶する
・もう一度検査する
・そのまま妊娠を継続する
が考えられます。
最近は、そのまま妊娠を継続する方がとても多いです。
良い意味での情報化社会の反映なのでしょう。
染色体検査をする・しないはそのカップルの情報の使い方に拠ります。
いずれにしてもせっかくさずかった生命です、出来うる限り愛情をささげてあげられるように考えてくれる事を祈ります。
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