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妊娠中に血圧が高いと何がいけないんだろう?
妊婦健診の受付後、いつものように検尿して体重を測って血圧を測定する。
今日の血圧は166/84、いつもよりちょっと高い。
妊娠前は血圧は低めで朝つらかった。
診察室に入ると「血圧高めだね、ちょっと横になってから看護師さんに測りなおしてもらおうか」
10分くらい横になって看護師さんに測ってもらった。
124/68で、ほっとした。
でも血圧が高いと何がいけないんだろう?
血圧って
血圧は心臓が身体全体に血液を送る時の圧力です。
血管が硬くなったり、詰まりかけていると高くなります。
動いたり、緊張すると高くなるのですが通常は安静にしていればすぐに低くなります。
妊娠中に血圧が高くなるメカニズムははっきりしていないのですが、血圧が高いときは妊産婦死亡、胎児死亡、早期剥離の発症が多くなります。
妊娠による高血圧がある時は、むくみや尿たんぱくも出現します。
これらを総称して「妊娠高血圧症候群」といいます。
妊娠高血圧症候群って?
妊娠高血圧症候群になると「子癇発作」も起きやすくなります。
「子癇発作」はけいれん発作です。
けいれんが起きると脳の血行が止まります。
脳の血行が止まると脳の細胞は死滅します。
脳の細胞は再生しないので死にいたる事もあります。
赤ちゃんへの血行も止まるので・・・
妊娠高血圧症候群では高血圧そのものの治療もしますが、この子癇発作を予防する事が大切です。
血圧が高めだねと言われたら
安静にして血圧が低くなれば一時的なものなので注意する必要はほとんどありません。
ただ、血圧が変動しやすい状態ではあるので体重の急激な増加や不規則な生活、塩分の取り過ぎは控えるようにしましょう。
休息と適度な運動も効果的です。
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