妊娠糖尿病に効く!血糖値を下げる食材と食べ方 | ママ必見!妊娠・出産準備・産後の悩み相談室妊婦のみなさん、食事には気を使いますよね。

特に血糖値が高かったり、高血圧気味な人は献立を考えるのにも一苦労だと思います。

そこで、血糖値を下げる食材や食べ方について紹介していきますよ。

まずは、妊娠糖尿病とはどんなものなのかみていきましょう。

妊娠糖尿病とは?

妊娠中に初めて発見された糖代謝異常のことで、妊娠前から糖尿病と

診断されている場合や妊娠中でも明らかな糖尿病と診断された場合は除きます。

妊娠糖尿病の診断方法

まず妊娠初期の血液検査で随時血糖をはかります。

このとき血糖値が100mg/dlより高いとより詳しく検査するため、ブドウ糖負荷試験を行います。

10時間以上絶食した空腹の状態で血糖値を計り、ブドウ糖75gを溶かした水を飲み

1時間後、2時間後とそれぞれ血糖値を測定します。

私もこの前飲みましたが、甘~い炭酸水で全部飲むのに苦労します。

つわりが酷い人は気持ち悪くなるかも。

この血糖値が空腹時92mg/dL以上、1時間後180mg/dL以上、

2時間後153mg/dL以上のどれか1つでも超えていれば妊娠糖尿病と診断されます。

この時正常だった人でも、妊娠中にはインスリンが効きにくくなってくるので、

中期にもう一度検査が行われます。

妊娠糖尿病になってしまったときのリスク

妊娠糖尿病に自覚症状はほとんどなく、検査しなければ分かりませんが、

のどが渇きやすくなったり、疲れやすくなる、トイレが近くなるなどの症状を感じる人もいます。

妊娠糖尿病になると、早産や妊娠高血圧症候群、羊水過多、尿路感染症を起こしやすくなります。

また、巨大児や子宮内発育遅延などのリスクが高まるほか、

生まれてからも呼吸障害、低血糖症、低カルシウム血症、多血症を合併しやすくなるそうです。

妊娠糖尿病になりやすい人

妊娠糖尿病になりやすい人とはどんな人でしょうか?

  • 妊娠前から肥満の人
  • 家族に糖尿病歴がある
  • 35歳以上の高齢出産である
  • 4000g以上の巨大児や先天性奇形児を出産したことがある
  • 妊娠高血圧症候群や羊水過多症と診断された
  • 尿糖検査で陽性が頻繁にでた

このような人は妊娠糖尿病になりやすといわれているので特に注意が必要です。

妊娠糖尿病になってしまったら

妊娠糖尿病と診断されると、血糖値を正常値にコントロールするために

1週間ほど管理入院することもあります。

食事療法や生活習慣の改善、インスリン注射の打ち方などを教わります。

食事療法で改善できない場合にはインスリン注射を使いますが、

できるだけ食事療法と運動だけで何とかしたいですよね。

そこで、血糖値を下げてくれる食材や食べ方を紹介していきます。

血糖値を下げるための食事療法

血糖値を下げるためには、脂や塩分の多い洋食よりも、薄味で健康的な和食が理想的です。

糖質を摂取しすぎないことが血糖値を下げることにつながりますが、

完全に糖質を抜いてしまうような糖質制限はダメですよ。

お腹の赤ちゃんが栄養不足を起こしてしまい危険ですので、ご飯やパンなどの

炭水化物も適度に取り入れましょう。

また、ジュースや果物も糖質が多く含まれていますので、食べ過ぎには注意です。

血糖値を上げにくい食べ方

ご飯・パン・麺などの炭水化物、メインのおかず、副菜、汁物といったように

バランスの良い食事をとることが大切です。

副菜はサラダや温野菜など簡単なものでもいいですから、野菜を多く取り入れましょう。

食べる順番もとっても重要で、いきなり糖質の多い炭水化物から食べると血糖値が

急激に上がってしまうので厳禁ですよ。

野菜から食べ始めて、汁物→メイン→ご飯という順に食べることで、

血糖値の上昇をゆるやかにすることができます。

そしてゆっくりよく噛んで食べることで、少ない量でも満腹感を感じることができます。

そのため最後に食べるご飯を少なめにすることができ、食べ過ぎを防げます。

私もこの食べ方を守っているおかげで、血糖値が安定しています。

血糖値を下げる食材

では、具体的にどんな食材が血糖値を下げるのに有効なのかみていきます。

玉ねぎ

血液をサラサラにしてくれることでも有名な健康食材の玉ねぎは、インスリンの

働きを良くしてくれる作用があります。

水につけると成分が溶け出してしまうので、生で食べるか加熱調理がいいですよ。

ただ、玉ねぎは野菜の中でも糖質が多いので、食べ過ぎには注意してくださいね。

ブロッコリー

ブロッコリーにはクロムという成分が含まれていてインスリンの分泌を良くする働きがあります。

しかもブロッコリーには妊娠中に必要な栄養素である葉酸も多く含まれているので、

妊娠中のママには欠かせない食材です。

私のオススメの食べ方は、ブロッコリーを洗って食べやすい大きさにカットして

レンチンした簡単に作れる温野菜です。

塩を振るだけでもいいし、ノンオイルのドレッシングをかけて食べても美味しいですよ。

オクラ

オクラ独特のネバネバ成分には、血圧を下げたり糖の吸収を抑える働きがあります。

また便秘解消も期待できますし、ビタミンが豊富なので美容にもいいですよ。

キャベツ

食物繊維が豊富なキャベツは、糖の吸収を穏やかにしてくれ、血糖値の急上昇を抑えてくれます

しかも、よく噛まないと飲み込めないキャベツは、噛むことで満腹中枢が刺激され

お腹いっぱいになるので食べ過ぎを防ぎダイエット効果もあるんですよ。

アボカド

美容に気をつかう女性に人気のアボカドには、カリウムが多く含まれていて、

インスリンの働きを良くし血糖値を下げる効果があります。

カリウムはむくみにも効くので、妊婦さんは嬉しい食材です。

糖質も少なく、血糖値を気にしている人はもちろんダイエット中の人にも最適です。

菊芋

菊芋はどこのスーパーでも売られているものではありませんが、

天然のインスリンといわれ糖尿病に効くと言われています。

菊芋そのものは手に入りづらいと思うので、粉末にした食品やサプリがおすすめです。


納豆

納豆には人間の細胞を作るのに必要な成分が含まれていて、これが不足すると

膵臓でインスリンが出なくなってしまうそうです。

血糖値を下げる効果のほかにも、免疫力アップ、コレステロール値改善など健康にいい効果がたくさんあるので、

ぜひ取り入れてもらいたい食品です。

野菜を中心に紹介しましたが、他にもインスリンの働きを良くするキノコ

食物繊維の多いこんにゃく、ひじき・わかめ・昆布などの海藻類

サバ、イワシなどの青魚やタコ、イカ、あさり、しじみなどの魚介類

血糖値を下げる効果が期待できます。

調味料では、オリーブオイルや酢が血糖値対策に効くそうなので、

これらの食品と組み合わせたマリネやスープが簡単に作れて体にもいいですよ。

血糖値を下げる飲み物としては、コーヒー、緑茶、ヤーコン茶、プーアル茶、玄米茶などがあります。

私の一番のおすすめはゴーヤ茶です。

カフェインを気にする人でも安心して飲めるゴーヤ茶は、血糖値を下げたり血圧を下げる効果があり、

私も血糖値が高いと言われてから飲み続けていますが、お陰で血糖値が安定しています。

ゴーヤだから苦いかと思いきや、ほうじ茶のような香ばしい感じでとても飲みやすいんです。

食事の時に一緒に飲むだけで効果が期待できるのでとてもオススメですよ。

妊娠糖尿病に効く!血糖値を下げる食材と食べ方まとめ

妊娠糖尿病と診断されると、とても不安になり何を食べたらいいか分からなくなってしまいますよね。

でも安心してください、主治医や助産師さんに相談したり、

血糖値を下げる食材をうまく利用して出産に備えましょう!

食事療法と合わせて、運動を取り入れるのも血糖値対策に効果的です。

激しい運動はできませんが、ウォーキングやマタニティヨガ、マタニティスイミング、

妊婦体操など無理のない範囲で運動をすることは血糖値を下げるとともに、

出産時に必要な体力や筋肉をつけるのにも最適です。

ストレスも赤ちゃんに良くないので、食事療法もあまり考えすぎず、

バランスのいい食事を心がけてみて下さいね。

私も血糖値が上がらないよう食事と体重管理がんばります!

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