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子どもが転んだり落ちたりなどして痛みを訴えてきたときに、皆さんは「歩けるから大丈夫かな」「関節も動くし骨折までしてなさそうだな」と自己判断していませんか?
たぶん、おそらく…というのはやめましょう。
捻挫や打ち身のように見えても骨折の可能性があります。
触ると痛みで泣く、痛めた所を使おうとしない、歩き方がどうも変…などの症状が見られる場合は骨折を疑いすぐに整形外科を受診することをオススメします。
大人と違い乳幼児の場合は、腫れが少なかったり、骨折とは違う場所の痛みを訴えることもあります。
子どもの骨折の種類と応急処置 : 子どもの骨折で多い部分
転倒や転落によるものがほとんどを占めています。
ヒジ関節や前腕といった上肢の骨折が半数を占め、次に多いのが鎖骨や下肢の骨折だそうです。
子どもの骨折の種類と応急処置 : 子どもに多い骨折の種類
若木骨折(わかぎこっせつ)
子どもの骨折に見られる特徴として、この若木骨折があります。
成人の骨折とは違い折れた部分が完全に離れてしまうのではなく、みずみずしい若木がぐにゃっと折れ曲がるようにつながったまま折れてしまう状態をいいます。
この場合X線写真でも注意して見る必要があります。
竹節状骨折(ちくせつじょうこっせつ)
圧迫骨折ですが、子どものやわらかい骨の場合に起こります。
押しつぶされた部分が竹の節のように外側に膨らんだ形になるそうです。
子どもが転んで手をついた時に手首に起こることが多い骨折として知られています。
上腕顆上骨折(じょうわんかじょうこっせつ)
骨片が回転転位するため手術を行う必要があります。
子どもの場合純粋な脱臼は非常に珍しく、ヒジの脱臼と思われていてもほとんどが関節近くの骨折によるものだそうです。
この骨折は5~10歳くらいの子どもに多く、ヒジ関節周囲の骨折の約60%を占めています。
子どもの骨折の種類と応急処置 : 応急処置
骨折の応急処置として大切なのは、患部を動かさずに固定することです。
添え木を当て、包帯などを巻いてしっかり固定します。
このとき、明らかに骨折により患部が変形していたとしてもそのままの状態で固定します。
手や腕の場合は固定したのち、三角巾や包帯で首から吊ります。
小さい子どもは話すことができません。
日頃から子どもの様子や動きをしっかりと見てあげてください。
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