Topics(クリックでジャンプ)
出典:http://kotomini.exblog.jp/
「がまん強い子だから」という親の思い込みが子どもを追い詰めている
子どもが「何も話さない」とか、「がまん強いから」とか「おとなしいから」といったような、うわべだけの態度をみて、大丈夫だし問題はないと心が落ち着いている親がいます。
また「出来なかったらいいから、とりあえずやってみて」とか「困ったことがあったら、お母さんにいうんだよ」と語りかけます。
この場合、ともすると子どもの立場を、非常に理解している親のようにみえます。そして、物わかりがいい親だと自身が思っているかもしれません。
しかしながら、「必ずやるのよ」という親の胸の内の訴えを、子どもはキャッチしてしまうのです。
その結果「またしなくちゃいけないのー」とか「こんなにがんばっているのに、まだやるのー」と子どもは悲鳴をあげたくなってしまうのです。
そうした恐怖から親に従順にはなっても、子どもが心の中で抱える心苦しさ、切ない気持ち、満たされない思いは消えません。消えるどころか、
むしろ積もりに積もっていくのではないでしょうか。
エンピツに刻まれた歯型にがまん強い子どもの心があらわれている
親の要求が、繰り返し行われていくと、これまで押さえてきた、ムシャクシャした思いを制止することが出来なくなっていきます。
そして、子どもはエンピツを噛むことで、矛盾した心の動きを鎮めるようになっていくのです。
それまで必死で押さえていた感情が、凄まじければ凄まじいほど、エンピツを噛む歯型が、深く刻まれていくのです。
そして、このエンピツをしかしエンピツを噛んだりする行為は、なにも子どもだけがするわけではありません。
大人でもエンピツを噛んだりする人がいます。
大人でエンピツを噛んだりする人は、人が好さそうだったり、感じのいい印象の大人だったりします。
そうはいっても、エンピツを噛んでしまう大人というのは、子どもの時代での、荒々しい怒りや不平不満を抱き続けて、
毎日を過ごしているのです。
いつも我慢をしている子どもには「エンピツをなんで噛むの?」といった質問をするのは、避けたほうがよいでしょう。
子どもは耐えて頑張っています。親はその気持ちを理解して、支えてあげましょう。
スポンサードリンク