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幼稚園・保育園の外、特に水場ではいつも以上に注意して
散歩やちょっとした用事などで、園の外に子どもを連れて出ることもあるでしょう。子どもの社会性を養うためにも大切なことですが、注意が必要なこともたくさんあります。
ここでは、池、用水路、川といった、町中でも山間部でも比較的おなじみの、いわゆる「水場」の近くを子どもと歩くときに注意したいことに特化して書きたいと思います。
例えば、いざという時に適切に即応できるように、子どもの数に対して十分な大人(スタッフなど)を付き添わせる、子どもが水のそばに近づかないように目を配って阻止するといったあたりは基本ですが、ほかにはどんなことを考えるべきでしょう。
用水路、用水池、川など、子どもにとって危ない水場
もしも子どもが水場に近づいて、足を滑らせるなどして池や川にはまってしまったら、すぐに助けなければいけません。
イメージしてしまいがちなのは、ぱっと水に飛び込んで子どもに近づいて助けることですが、イメージほどはにうまくいかないことが多いでしょう。
まず、せいぜい靴を脱いだ程度で、着衣のまま水に飛び込むこと。
大急ぎなので当たり前ですが、服が水分を吸って重くなってしまいますから、助けに入ったはずの大人のほうも危険であり、子どもを助けるどころではなくなってしまいます。
もし、子どもの手が届きそうな場所まで渡せるような長いもの(木の枝、棒)などがあったら、それを子どもに差し向けてつかまるように促してください。
ない場合は、浮き輪や水に浮く性質のものにロープなどを結び、子どものもとに届くように放り投げてください。
適切なものがない場合は、ヒューマンチェーンといって、数人が腕を広げて手をつなぎ、子どもに一番近い人が子どもに手を差し伸べて引き揚げます。
そういった救助に必要なものがなく、どうしても人が泳いで助けにいかなければならない場合は、できる範囲で着ているものを脱いで、できる限り水に体をとられないようにして水に入り、
子どもの後ろに回って近づいて抱き、顔を上をむけさせたまま、川岸に連れていくようにします。
材料もなく、泳げる人もいないという状況の場合は、手分けして近くに助けを求めにいったり、119番に通報するなどが必要です。
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