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元々大人よりも平熱が高い子どもは、たとえ熱が出ていても元気に遊んでいることも少なくないですよね。
しかし、状態によっては放っておいてはいけないものもあります。
子どもによくある発疹を伴う病気 : 目に見えて分かりやすい発疹ですが、見分けるのは大変ですよね。
もちろんお医者さんにすぐに受診してもらうのが一番だと思いますが、知識があるとないとでは落ち着いて対処できるかどうかも変わってくることと思います。
小さい頃はちょっとした事でも発疹が出たりします。
しかし熱と一緒に出る発疹には病気を知らせてくれるサインが含まれていることも多いです。
突発性発疹
ほとんどの赤ちゃんが1歳までにかかるといわれています。
38~40℃の高熱が続き、熱が下がると赤い発疹が全身に広がります。
ものすごい高熱のわりに子どもが元気なのも特徴的です。
はしか
鼻水や咳等の風邪症状から始まり、高熱が出ます。
2~3日後に直径1~2ミリの赤い発疹が全身へと広がります。
又、口の中に口内炎のようなコプリック斑とよばれる白いブツブツが出るのも特徴的です。
全身の発疹はくっついて大きな赤みを帯びたものになります。
水ぼうそう
38℃台の発熱と同時に、お腹や胸、背中など全身に直径1~3ミリの赤い発疹が現れます。
発疹はかゆみを伴い数時間から半日程で水ぶくれのように水を持ち始めます。
顔や頭、足の裏やてのひら、性器部分にまで発疹が広がります。
水疱は1~2日で白く濁った膿疱に変わり、4~5日後にかさぶたへと変化していきます。
蕁麻疹(じんましん)
じんましんはアレルギー反応の一部と考えられているようですが、原因がはっきりしないことも少なくないようです。
皮膚が急にかゆくなり、赤く盛り上がるのが特徴です。
すぐに消えてしまったり、位置が変わって現れたりします。
失神はお腹周りや目、口の周りなど皮膚の柔らかい場所にできやすいようです。
重症なものは、咽喉の粘膜に出ることもあるようで、この場合呼吸困難を引き起こすこともあるので要注意です。
風疹
俗にいう「3日ばしか」といわれている感染症。
風疹ウイルスによって飛沫感染で感染します。
38℃程の発熱、小さな赤い発疹が顔、体、手足に出ます。
耳のうしろのリンパ節が腫れて痛み、目の充血や喉の腫れと痛みがでます。
5~15歳でかかることが多いようなので、1歳すぎから受けられる予防接種を早めに受けておくと安心です。
手足口病
ウィルス感染によって起こる夏カゼのひとつです。
1~2日の発熱(38~40℃)を起こしたり、熱がでない場合もあります。
手のひら、足の裏、手足の指の間、口の中などの柔らかい部分に発疹や水ぶくれができます。
特に1~3歳に多くみられ、7月をピークに夏に流行します。
エンテロウィルスと呼ばれる腸で増殖するタイプのもので、症状が良くなったあとも1ヶ月は便中にウィルスが排出されているため、手洗いをしっかりすることと、便を扱った後の清潔には気をつける必要があります。
溶連菌感染症
5歳をピークに、4~9歳がかかりやすく秋から春にかけて多く発症します。
38~39℃の高熱が出て、咽喉の痛み、赤い小さな発疹が体全体に広がります。
舌に赤いブツブツが出ていちごのようになるのも特徴的です。
菌が残っていると腎炎や血栓性紫斑病をおこすことがあるため、尿の検査をします。
完全に直すには10~2週間薬を飲み続ける必要があるようなので、症状が良くなったからと勝手にやめるのではなく、医師の指示どおりに抗生物質を飲みきるようにしてください。
リンゴ病(伝染性紅斑)
6~12歳に多い感染症で、小さな幼児でもかかることはあります。
比較的軽くすみ、春に地域的に流行することがあります。
両頬がりんごのように赤くなるのが特徴で、1~2日後に太ももや腕にレース編みのようなマダラな発疹がでます。
微熱程度の発熱で、頭痛、咽喉の痛み、咳などの風邪症状が出ることもあります。
症状が出たときには感染力はなくなっているので、隔離の必要はありません。
普通の生活をしていても大丈夫ですが、紅斑が悪化する場合もあるので運動は避け、日に当りすぎないようにしましょう。
子どもによくある発疹を伴う病気 : 高熱が出ている場合は、食よりも水分です。
脱水症状を引き起こさないように注意し、水分補給を心がけるようにしましょう。
また、発疹に気付いたからといってむやみやたらに薬は塗ってはいけません。
場合によっては、かぶれや悪化へとつながる危険があります。
受診して医師に診てもらうようにしましょう。
重症化すると危険なものもあります。
また、保育園などの集団生活をしている子どもの場合、感染力のあるものだと周りに移してしまいますよね。
そういった意味でも、医師に診てもらい判断してもらうのが良いです。
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