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「切迫流産」と言われたら?「流産」とは違うの?
「切迫流産です。」という事はもうだめなの?
いえいえそんな事はありません。
切迫流産とは流産が差し迫っている状態で流産ではありません。
「お腹が痛い」「出血した」とかの症状がある時に健康保険の保険請求上の問題で、実際に流産が差し迫っている状況でない可能性が高くても使われることのある病名です。
流産とは
妊娠22週までで赤ちゃんが子宮内で生きていけない状態をいいます。
確率で言うと5~6回の妊娠に1回の頻度で起きます。
原因は母体子宮の異常とか、免疫系の因子、遺伝子上の問題があると言われていますがほとんどがわかりません。
流産は無症状の事もあるのですが、出血や下腹部痛の症状があります。
ほとんどが12週以前に起こっています。
流産になった時はごく初期であれば、そのまま体内で吸収されるもしくは自然に出てくる事を待ちます。
状況によって手術をする事もあります。
手術は30分くらいで終わり、1泊すれば元気に帰れます。
切迫流産といわれたら・・・
自宅で安静にして過ごします。
布団の上げ下ろし、重い買い物、激しいスポーツはできません。
お風呂はシャワーを浴びる程度にします。
出血がある時は適宜ナプキンを変えて陰部の清潔を保ちましょう。
切迫流産で厳重に安静が必要な時は入院治療をする事があります。
入院中は一日をベットの上で過ごします。
入院当初、動けるのはトイレに行くくらいで、場合によっては止血剤や子宮の張り止めの点滴をする事もあります。
入院の期間は2~4週間くらいが平均ですが最長で36週位まで入院する事もあります。
切迫流産のその後
切迫流産といわれてもほとんどの方が元気に赤ちゃんを産んでいます。
中には残念な結果に終わる事もあります、流産です。
切迫流産の原因がわかりませんが、ある産婦人科の医師の言葉によると「早期の流産であればある程、卵の遺伝子上の問題が大きい」
ちょっとわかりにくいので補足して説明します。
ママがあんなことをした、こんなだったと責めることはないのです。
運命なのだから・・・
流産後は産後と一緒でとてもデリケートになってしまいます。
時間が少しずつ傷を癒してくれます。
決して責めることはしないでください。
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