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~どうせ、自分なんか…~
しつけをしていく上で、どうしてもやってしまいがちなのが、誰かと比べてしまうことです。
保育園や学校、近所の子、など比較対象は多く存在するので、仕方のないことかもしれません。
「あの子は、テストで100点取れたのに、ウチの子は全然ダメ」、 「他の子はレストランでお行儀よく食べているのに、ウチの子だけ落ち着きがない」 などと、ため息をつくことがあるのでは。
そんなとき、ついつい子どもをしかったり、注意の言葉をかけてみたりしたくなるところですが、そこはグッとこらえてください。
誰かと比べられていると分かると、子どもは心を閉ざしてしまいやすいからです。
「どうせ自分なんか」、といった思いを持ちやすくなってしまいます。
~他の子と比べないで…~
自分の子ども時代のことを思い出してみてください。
クラスの子と比べられたとき、どんな感情を抱いたのか、覚えていますか。
もしかしたら、イラ立ち、怒り、悲しみ、寂しさ、どれもマイナスの気持ちだったのではないでしょうか。
たとえ、自分の方が優位な立場でほめられたとしても、複雑な感情が芽生えるはず。
人の優劣などはすぐに揺らぐものだからです。
他人と比べるということは、とても不安定な評価の仕方なのです。
もし比べるならば、子どもの過去と今を見つめ、どれだけ成長したかを考えましょう。
1年前に何ができて、どんなことができなかったのかを数え上げてみてください。
できたことを数え、それを共に喜ぶことで、子どもの自己評価を高めることができます。
~まず、家庭の重視するしつけを目標に~
また、家ごとに教えているしつけの内容は異なっているのが普通です。
あいさつを重視している家庭もあれば、食事マナーをしっかりと叩きこんでいるところもあります。
家族が何を中心に据えてしつけを行うかは、親が決めてください。
そしてそれを達成するべく、焦らず比べずに、子どもと向き合っていきましょう。
家庭の方針が決まっていれば、他人になんと言われようとぶれずにいられます。
自分の子どもと他の子を比べないでいることで、親自身も、気持ちが楽になるかもしれませんね。
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